アクセルマーク、3Q(10~3月)決算は売上高17%減、2.1億円の営業赤字に 国内の電子書籍、ゲーム領域の広告需要が減少 通期業績予想を再下方修正

  • アクセルマーク<3624>は、8月8日、2024年9月期の第3四半期累計(10~3月)の決算(非連結)を発表、主要顧客である国内の電子書籍およびゲーム領域の業種の広告需要が減少しており、売上高が大幅に減少した。

    売上高13億3300万円(前年同期比17.7%減)
    営業損益2億1200万円の赤字(前年同期5100万円の赤字)
    経常損益1億4800万円の赤字(同5000万円の赤字)
    最終損益2億9000万円の赤字(同4700万円の赤字)

    主なセグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①広告事業 売上高11億2400万円(前年同期比29.0%減)、セグメント損益1億3000万円の赤字(前年同期3800万円の黒字)
    主要顧客である巣ごもり需要により活況であった国内の電子書籍およびゲーム領域の業種では広告需要が減少している。このような事業環境のなか、同社では海外顧客による広告需要を取り込むなど業績回復傾向にあったが、事業環境悪化による影響が大きく、一部大口顧客の広告予算縮小なども重なり、売上高が減少した。引き続き、新規顧客層の拡大など様々な施策により、早期の収益回復を図っていく。また、システムなどの受託開発、運営保守は、取引先から継続受注している。

    ②トレカ事業 売上高1億8600万円、セグメント損益66万円の赤字
    業務提携先であるエイチ・エム・ワイが扱うトレーディングカードオリジナルパックに関するサービスブランド「トレカ横丁」の自動販売機を共同運営しており、今後の自社店舗やEC展開を視野に入れ、事業推進している。第3四半期は、自動販売機の設置台数を着実に増やしつつ、今後の自社店舗オープンに向けて準備を進めた。
    ※今期より報告セグメントとしているため、前年同期比はなし。

  • ■通期業績予想を再度下方修正

  • 2024年9月期通期の業績見通しは、5月に発表した修正予想から下方修正しており、以下のとおり。

    売上高23億1100万円→15億8200万円(増減率31.5%減、前期比26.2%減)
    営業損益2億6100万円の赤字→3億3200万円の赤字(前期9800万円の赤字)
    経常損益2億1000万円の赤字→2億2800万円の赤字(同1億円の赤字)
    最終損益2億500万円の赤字→4億1100万円の赤字(同1億200万円の赤字)

アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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