平和、第1四半期決算は営業利益16%増の86億円 新規取得のゴルフ場が収益貢献 遊技機もリユースで収益性改善

平和<6412>は、8月8日、2025年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高355億8600万円(前年同期比1.8%増)、営業利益86億5400万円(同15.5%増)、経常利益87億2500万円(同17.3%増)、最終利益56億2800万円(同13.8%増)だった。

・売上高:355億8600万円(同1.8%増)
・営業利益:86億5400万円(同15.5%増)
・経常利益:87億2500万円(同17.3%増)
・最終利益:56億2800万円(同13.8%増)

同社では、新たに取得したゴルフ場が収益に寄与したことに加え、遊技機事業におけるリユースによる原価低減も収益改善に大きく寄与した。ゴルフ需要が旺盛で客単価の上昇も利益を押し上げた。

 

■遊技機事業

売上高86億0800万円(同7.5%減)、営業利益22億7200万円(同49.5%増)となった。

パチンコ機は「ラブ嬢 ~極嬢のハーレム体験~」、「ToLOVEるダークネス」を発売し、販売台数1万台(同400台増)、パチスロ機は「ToLOVEるダークネス」を発売し、販売台数8000台(同2000台減)となった。

売上高については、販売単価は上昇したものの、販売台数が減少したため、減収となった。利益面については、リユースによる売上原価の低減等により、増益となった。

 

■ゴルフ事業

売上高269億7700万円(同5.2%増)、営業利益70億8200万円(同6.4%増)となった。

競合他社との差別化を一段と図るために、「Cool Cart」(送風機付ゴルフカート)の台数を1000台から4000台に増強し、また、DXによる業務の効率化を目的として、無人芝刈り機の設置台数を増加した。さらに、ユーザーへの幅広いゴルフプレースタイルの提供及び猛暑への対策として、ナイター営業のゴルフ場の拡充を進めている。

売上高及び利益面については、ゴルフプレー需要が引き続き好調に推移したこと、旺盛な需要を取り込んだ価格設定により顧客単価が上昇したこと、前期に新規ゴルフ場を取得したことにより、増収、増益となった。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高1582億円(前期比16.0%増)、営業利益300億円(同28.0%増)、経常利益292億円(同28.4%増)、最終利益200億円(同20.4%増)、EPS202.78円を見込む。

・売上高:1582億円(同16.0%増)
・営業利益:300億円(同28.0%増)
・経常利益:292億円(同28.4%増)
・最終利益:200億円(同20.4%増)
・EPS:202.78円

計画に対する進捗率は、売上高22.5%、営業利益28.8%、経常利益29.9%、最終利益28.1%となっている。

・売上高:22.5%
・営業利益:28.8%
・経常利益:29.9%
・最終利益:28.1%