enish、2Q(1~6月)決算は売上高9%減、5.7億円の営業赤字を計上 既存タイトルの逓減で減収に 『ラスメモ』リリースに向けた広告宣伝費も増加
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enish<3667>は、8月9日、2024年12月期の第2四半期累計(1~6月)の決算(非連結)を発表、受託開発案件により既存タイトルの逓減を部分的に補填したものの、減収となった。
また、減収の影響に加え、『De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)』の8月15日のリリースに向け広告宣伝費が膨らんだことで赤字計上が続いた。
売上高15億7500万円(前年同期比9.3%減)
営業損益5億7700万円の赤字(前年同期7億9000万円の赤字)
経常損益6億900万円の赤字(同8億1700万円の赤字)
最終損益6億1100万円の赤字(同8億3100万円の赤字)既存タイトルについては、運営施策の工夫により売上の逓減を最小限に抑え、リリース14年目を迎えた『ぼくのレストラン2』や『ガルショ☆』は、コラボレーション施策などが好調に推移し、引き続き売上収益に大きく貢献した。よりきめ細やかな対応を図り、ユーザーの満足度向上に努めていく。
リリース2周年を迎えた『進撃の巨人 Brave Order』は、昨年11月にアニメ「進撃の巨人 The Final Season完結編(後編)」の放送・配信に伴い、新規ユーザーの流入や呼び戻し施策などにより、引き続き同社の業績に貢献した。今後もゲーム内のさらなる活性化を図るため、出演人気声優を起用した公式放送を行い、番組とゲームで連動した企画の実施や機能改善など、引き続き魅力的なイベント施策を行い、収益寄与につなげていく。
リリース4年目を迎えた『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。」は、累計800万ダウンロードを突破し、同社の業績に貢献した。イベント施策や書き下ろしイラストの充実など、引き続き魅力的な施策を行い収益寄与につなげていく。アニメ「ゆるキャン△」初のオンラインゲーム『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』は、長期メンテナンスを実施し、新機能の追加や機能改善を行い、再度配信を開始した。
2024年3月にリリースした全世界でサービス提供中のゲームプラットフォーム「Roblox」に向けた「ドラえもん」のアクションレースゲーム『ドラえもん のび太のゴーゴーライド!』は、ゲーム内のさらなる活性化のため、継続したプロモーションや機能追加を実施していき、今後の収益寄与につなげていく。なお、「Roblox」へのゲーム配信はパブリッシングをGeekOutが、開発・運営をenishが行う2社の協業体制で実施している。
また、『De:Lithe~忘却の真王と盟約の天使~』をベースとしたモバイルゲームクオリティのブロックチェーンゲーム『De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)』を8月15日にリリースする。リリースの再々延期の適時開示や開発進捗報告でも伝えたとおり、リリースに必要な実装項目の開発は完了している。
なお、HashPaletteより不当利益返還請求として1億7600万円の訴訟が提起されているが、今後、先方の主張および請求内容を精査し適切に対処していく。今後の進捗に伴い、開示すべき事項が判明した場合には、すみやかに発表する予定だ。
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■2024年12月期の業績予想は引き続き非開示
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2024年12月期通期の連結業績予想については引き続き非開示。モバイルゲーム事業を取り巻く環境の変化が激しく、同社の業績も短期的に大きく変動する可能性があることなどから、信頼性の高い業績予想数値を算出することが困難となっているため、としている。
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667