セルシス、24年12月期通期の連結業績予想を上方修正　7月30日にバージョン3.1をリリースした「CLIP STUDIO PAINT」のサブスク売上が寄与

セルシス<3663>は、8月9日、2024年12月期通期の連結業績予想の修正を発表、7月30日にリリースした「CLIP STUDIO PAINT」バージョン3.1が好評を博していることもあり、売上高・利益とも従来予想を上回る見通しとなった。

売上高77億2300万円→80億900万円（増減率3.7％増）
営業利益16億5500万円→19億8800万円（同20.1％増）
経常利益16億1100万円→21億1700万円（同1.4％増）
最終利益7億4400万円→13億4000万円（同80.1％増）

売上高は、「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション売上のARR及び販売が、2024年7月までの実績に加え8月以降についても、堅調に推移する見込みであることから前回発表予想を上回る見込み。

利益面についても、東証プライム市場への上場準備に伴うコストの上昇があったものの、グループ全体の収支バランスを意識した開発投資の効率化やコスト見直し施策の実施などにより前回発表予想を大きく上回る見込みとなった。

なお、前期実績の売上高には、2023年8月に譲渡したUI/UX事業の売上高10億7100万円が含まれており、UI/UX事業を除いた前期実績の売上高は70億2000万円となる。