KADOKAWA、第1四半期のアニメ・実写映像事業は営業益30%増の19億円と大幅増益…アニメや実写映像のライセンス収入貢献、通期予想を上方修正
KADOKAWA<9468>は、この日(8月14日)、アニメ・実写映像セグメントの業績について、売上高が前年同期比12.8%増の120億2400万円、営業利益が同29.8%増の19億4300万円と増収増益となった。
アニメでは、『ダンジョン飯』や『この素晴らしい世界に祝福を!』等の人気タイトルの海外配信向けやゲーム・グッズ向けライセンス収入を中心として、好調だった前年同期をさらに上回る成長を実現した。
実写映像では、前期の劇場ヒット作『首』、『カラオケ行こ!』、『マッチング』等が配信向けライセンス収入として貢献したことに加え、スタジオ事業も増収をけん引したとのこと。
続く第2四半期以降は、『【推しの子】』や『Re:ゼロから始める異世界生活』のシリーズ最新作、劇場版『オーバーロード』など人気タイトルが複数控えているそうだ。ライセンス収入の拡大も期待され、引き続き堅調な業績を見込んでいる。
実写は、下期公開の劇場作品のヒットを狙っていくという。大型タイトルへのシフトに向けた準備期間は継続している。こちらも配信向けライセンス収入が想定以上に推移しているとした。
2025年3月通期の見通しについて、売上高を従来予想の452億円から468億円、営業利益を41億円から49億円にそれぞれ引き上げた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468