【ゲーム株概況(8/27)】ディズニー位置ゲーム発表のドリコムがS高 『リリステ』への期待からAiming続伸 IGポート年初来高値更新

8月27日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比178円40銭高の3万8288円62銭でこの日の取引を終えた。米国でのハイテク株が軟調だったことを受けて半導体関連を中心に売り優勢で始まったものの、円高が一服したことを受けて後場はプラスに転じた。エヌビディアの決算待ちで、商いは低調だった。

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている92銘柄のうち、上昇は62銘柄(67%)、下落は25銘柄(27%)、変わらずは5銘柄(5%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

個別では、ドリコム<3793>が後場終わりにかけてストップ高まで買われた。この日の後場場中にスマートフォン向けリアルライフ宝探しゲーム『Disney STEP(ディズニー ステップ)』のリリースを2025年春に予定していることを発表したことが株価を強く刺激する格好となったようだ。

Aiming<3911>が続伸。来週9月3日にリリース予定の『2.5次元の誘惑(リリサ)天使たちのステージ』の全世界合計の事前登録者数が90万人を突破し、事前登録キャンペーンの最終目標である100万人の達成が視野に入ってきたことが市場からポジティブに受け止められているようだ。

enish<3667>も反発。上値では戻り売りに押されているという。『ディライズ ラストメモリーズ』のプロデューサーレターを公開し、今後のアップデートのほか、Steam版のリリースを期待した買いが入ったようだ。サン電子<6736>やコーエーテクモHD<3632>も買われ、IGポート<3791>は年初来高値を更新した。

このほか、ディー・エル・イー(DLE)<3686>が続伸。外国籍人材向け就労支援プラットフォーム 「Secure Talent」運営のEmunitasとの資本業務提携を発表したことが引き続き株価の評価材料になっているようだ。

他方、KADOKAWA<9468>が売られた。大規模なサイバー攻撃を行ったロシア系ハッカー犯罪集団が800万ドルを要求したが同社より断られたこと、侵入経路を確保しており再攻撃を示唆したとする記事を共同通信が配信した。このほか、ワンダープラネット<4199>やハピネット<7552>、壽屋(コトブキヤ)<7809>なども安い。