gumi、第1四半期は5四半期ぶりの営業黒字を達成 既存ゲーム増益、『アスタタ』コスト減、一時費用10億円計上なく 最終も48億円の赤字から大幅減

 

gumi<3903>は、第1四半期(2024年5~7月)の連結業績について、本業の儲けを示す営業利益が6500万円となり、5四半期ぶりの営業黒字を達成したことを明らかにした。前四半期(24年2~4月)において計上した営業損失20億1000万円から収益状況が大きく改善したことを示した。モバイルオンランゲームとブロックチェーン事業がいずれも収益が改善した。新作タイトルの不振から業績が悪化した業績の立て直しを進めている同社だが、構造改革で早くも一定の成果が出ているといえそうだ。

 

既存モバイルゲームの増益に加えて、苦戦していた『アスタータタリクス』についても9月末をもって配信停止を決定し、運用コスト削減、赤字幅が縮小したことが寄与したとのこと。オリジナルタイトルの開発中止に伴う一過性の費用10億円がなくなったこともプラスに作用した。

 

ブロックチェーン事業については、『ファンキルオルタナ』の売上が想定を下回ったものの、その他タイトルの開発コストが減少したことで収益状況が改善し、黒字転換を達成したという。

 

ただ、希望退職者の募集等による事業構造改革費用1億7200万円、未実現のトークン評価益に対して 繰延税金負債を計上したことなどにより、最終については1億6700万円と赤字を計上した。こちらも前四半期に計上した48億3000万円という巨額の赤字から大きく赤字が減った。

株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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