GLOE、24年10月期通期の連結業績予想を下方修正 クライアントワークサービスの下期の受注額が期初の目標を下回る 責任明確化のため役員報酬を減額

  • GLOE<9565>は、9月12日、2024年10月期通期の連結業績予想の修正を発表、クライアントワークサービスにおいて下期の受注額が期初の目標を下回ったことで、売上高・利益ともに予想を下方修正した。

    売上高26億円→22億7000万円(増減率12.7%減)
    営業損益1億5000万円の黒字→ゼロ
    経常損益1億5000万円の黒字→300万円の赤字
    最終損益9500万円の黒字→3100万円の赤字

    国際オリンピック委員会がeスポーツの大会を新設し、第1回大会がサウジアラビアで開催することが決定するなど、eスポーツ市場では新たな動きが見られている。一方、国内市場においては、新作ゲームタイトルの開発見直しが行われるなど、国内ゲーム会社においてゲームの開発およびプロモーションの戦略に変化が見られている。

    このような市場の状況を受けて、同社グループにおいても、前期より営業体制を整備・強化し、国内外の顧客へのアプローチを強化してきた。その結果、海外顧客からの新規受注が増加するなど、新規顧客の獲得において一定の成果が見受けられた。しかし、新規顧客からの引合いが増加する一方で、営業開始から受注までのリードタイムが長引き、クライアントワークサービスにおいて下期の受注額が期初の目標を下回った。

    ブランドプロデュースサービスでは、ストリーマーやプロゲーマーなどのインフルエンサーを起用したイベントの開催の増加により、主にキャスティングの売上高は増加したが、クライアントワークサービスの不足分を埋めるには至らなかった。その結果、売上高・利益ともに業績予想を下回る見込みとなった。

  • ■役員報酬の減額を発表

  • 業績予想の下方修正の内容を真摯に受け止め、その経営責任を明確にするため、以下のとおり役員報酬を減額することを決定した。

    ①減額の内容
    代表取締役 月額報酬の20%を減額
    取締役(社外取締役を除く)月額報酬の 10%を減額

    ②月額報酬の減額実施期間
    2024年9月~10月(2ヵ月間)

GLOE株式会社
https://gloe.jp

会社情報

会社名
GLOE株式会社
設立
2015年11月
代表者
代表取締役 谷田 優也/代表取締役 髙尾 恭平/代表取締役 古澤 明仁
決算期
10月
直近業績
売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
9565
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