Orchestra Holdings、ゲーム開発会社のランド・ホーを6億4000万円で買収…ロブロックスなどメタバースやDX支援などで協業

Orchestra Holdings<6533>は、この日(9月20日)、ゲーム開発会社のランド・ホーを買収すると発表した。全株式取得について決議したことを明らかにした。筆頭株主であるハートランドなどから全株式にあたる120万株を6億4000万円で取得する(アドバイザリー費用込み)。9月30日に実行する予定だ。

今回、買収するランド・ホーは、市場規模が2兆円以上である国内ゲーム市場で、ゲームの開発・運営受託事業を手掛けており、プラットフォーム問わず、様々なジャンルにおけるゲーム開発の実績を有している。

 

同社グループでは、エンジニア採用やエンジニア育成に強みを有しており、これらのノウハウをランド・ホーで活用することにより、更なる体制の強化、拡大に繋がる、としている。

さらに、ランド・ホーがゲーム開発を通して培ってきた高度な3D モデリングや3DCG の技術を DX 推進サービスとして提供することで、クライアント企業の DX 化支援をさらに拡大していく見込み。

また、ランド・ホーは2023年12月より、ロブロックスにおける開発・運営の受託事業へ参入している。ロブロックスは世界最大級のメタバース/ゲーミングプラットフォームの1つであり、メタバースの世界市場は2021年に4兆2640億円だったものが2030年には78兆8705億円まで拡大すると予想されている。

メタバースはメディアやエンターテインメントだけではなく、教育、小売りなど様々な領域で活用されていくと期待されている。その中でロブロックスは、1日当たりのアクティブユーザー数が約8000万人であり、Z 世代のユーザーが多数集まるプラットフォームとしても注目されている。

ランド・ホーが手掛けているロブロックスにおける開発・運営の受託事業と同社グループがデジタルマーケティング事業で培ったノウハウを組み合わせることで、ロブロックスを活用したプロモーションを開発からマーケティングまで一気通貫で支援し、今後急成長するメタバースマーケティングの領域に参入する、としている。

 

なお、ランド・ホーの会社概要と業績推移は以下の通りだが、直近2024年5月期の決算は、売上高12億9600万円、営業損失1億9900万円、経常損失2億0300万円、最終損失3億0800万円と赤字転落となっていた。

  

 

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