GameWith、第1四半期(6~8月)決算は売上高11%減、1億800万円の営業赤字を計上 市場の成長鈍化や広告市況の悪化でメディア事業が苦戦
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GameWith<6552>は、10月9日、2025年5月期の第1四半期累計(6~8月)の連結決算を発表、モバイルゲーム市場の成長鈍化や広告市況の悪化に伴うメディア事業の売上高減少で減益となった。
また、NFT領域やeスポーツ向けの光回線事業などへの積極投資を行っていることもあり、赤字計上となった。
売上高8億700万円(前年同期比11.7%減)
営業損益1億800万円の赤字(前年同期4400万円の黒字)
経常損益1億600万円の赤字(同2600万円の黒字)
最終損益1億2600万円の赤字(同1500万円の赤字)なお、セグメント別の状況は以下のとおり。
①メディア事業 売上高4億8900万円(前年同期比19.8%減)、営業利益1億3400万円(同50.5%減)
大型タイトルのリリースが少なかったことによりPV数が減少したことや、広告市況の悪化によりPV単価も低下したことで、「メディア広告」による収益が影響を受けた。「メディアソリューション」による収益については、モバイルゲームを中心として新作タイトルのリリースは減少傾向にあるなかで、売上高を維持した。海外における取り組みとして、資本業務提携先のデジタルハーツホールディングスの子会社であるDIGITAL HEARTS Seoulとの韓国での取り組みが2024年7月の開始後好調であり、今後さらなる展開をしていく想定となっている。②eスポーツ・エンタメ事業 売上高1億6400万円(同24.1%減)、営業損益7200万円の赤字(前年同期7200万円の赤字)
スポンサーの切り替えタイミングによる影響などにより、前年同期比で売上高が減少した。今後も売上高としては成長していく想定であり、注力領域として引き続き取り組んでいく。③その他事業 売上高1億5300万円(同74.6%増)、営業損益6900万円の赤字(前年同期5800万円の赤字)
4周年を迎えアプリの累計ダウンロード数が200万を超えるNFTゲーム『EGGRYPTO』について、2024年7月に実施した他社IPコラボイベントが好調だったため、売上高は前年同期比で大きく成長した。光回線事業は、引き続き新規ユーザー獲得のためプロモーションを積極的に実施しており、順調に申込者数を獲得した。 -
■通期業績予想は変更なし
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2025年5月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおりのレンジ予想となっている。
売上高35億~40億円
営業損益2億円の赤字~2億円の黒字
経常損益2億2000万円の赤字~1億8000万円の黒字
最終損益2億5000万円の赤字~1億5000万円の黒字
会社情報
- 会社名
- 株式会社GameWith
- 設立
- 2013年6月
- 代表者
- 代表取締役社長兼執行役員 今泉 卓也
- 決算期
- 5月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6552