タカラトミー、25年3月期通期の連結業績予想を上方修正 「トミカ」など定番ブランド好調などで 年間配当予想も1株当たり48円→56円に増額【グラフ追加】
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タカラトミー<7867>は、10月29日、2025年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、「トミカ」をはじめとした定番ブランドが好調に推移したことやタカラトミーアーツの「ぬいぐるみ」「ガチャ」の販売が伸長したことなど第2四半期までの業績が予想を上回る過去最高業績となったことで、通期予想も従来予想からの上方修正を実施した。
売上高1100億円→1200億円(増減率9.1%増)
営業利益90億円→120億円(同33.3%増)
経常利益87億円→117億円(同34.5%増)
最終利益60億円→80億円(同33.3%増)第2四半期累計期間(4~9月)における業績は、タカラトミーにおいて、「トミカ」をはじめとした定番ブランドが好調に推移し、昨年7月に日本およびアジアで展開を開始した「BEYBLADE X」が第1四半期より欧米向け輸出をスタートするなど販売が拡大した。また、タカラトミーアーツの「ぬいぐるみ」「ガチャ」の販売が伸長するとともに、キデイランドでは、原宿店・梅田店をはじめとした旗艦店やキャラクター専門店、催事展開が好評を博すなど日本セグメントの好調が継続した。
さらに、アジアセグメントにおいても「トミカ」をはじめとした販売が堅調に推移したこともあり、売上高は前回発表予想を上回る見込みとなった。利益面については、売上高の増加にともなう売上総利益の伸長などにより、いずれも前回発表予想を上回り、第2四半期累計期間としては売上高、各段階利益ともに過去最高となる見込み。
通期連結業績予想については、第3四半期以降に最大商戦期である年末年始商戦の動向などを精査する必要があるため、第2四半期累計の連結業績予想の上方修正分のみを織り込んで業績予想の上方修正を実施している。
- 【追記】
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■配当予想も上方修正
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業績予想の修正により、2024年5月14日に公表した新しい株主還元方針のもと、2025年3月期の第2四半期末配当予想および期末配当予想をそれぞれ前回発表予想の1株当たり24円から4円増配の28円に修正することを決定した。これにより1株当たりの年間配当金は56円(前回予想は48円)となる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867