IMAGICA GROUP、25年3月期の最終を20億円の黒字から9億円の赤字に下方修正 TV向けポスプロや海外向け映像制作不振、減損損失も アニメは利益率向上
IMAGICA GROUP<6879>は、10月31日、2025年3月通期の連結業績予想の下方修正を行い、売上高960億円(前回予想980億円)、営業利益12億円(同37億円)、経常利益8億円(同32億円)、最終損失9億円(同20億円の利益計上)、EPS-20.4円(同45.25円)とした。
・売上高:960億円(前回予想980億円)
・営業利益:12億円(同37億円)
・経常利益:8億円(同32億円)
・最終損失:9億円(同20億円の利益計上)
・EPS:-20.36円(同45.25円)
従来予想からの修正率は、売上高2.0%減、営業利益67.6%減、経常利益75.0%減となっている。
・売上高:2.0%減
・営業利益:67.6%減
・経常利益:75.0%減
■修正理由
売上高と営業利益については従来予想を下回る見込み。映像制作技術サービス事業において海外事業の需要が前回公表時の想定水準を大幅に下回る見込みとなった。人員整理を始めとするコストダウンをすでに進めており、収益性改善に注力していく。
また、TV向けポストプロダクションサービスの不振も見込み、収益力回復に向けた合理化策を推進している。一方、映像コンテンツ事業においては前回公表を上回る見込みで、出版事業の好調、アニメ制作事業の利益率向上を見込んでいる。
経常利益については、営業利益の減少により、前回公表を下回る見込み。最終利益については、経常利益の減少に加え、上期に計上した固定資産の減損損失を含む特別損失も見込んで、前回公表を下回って最終損失となる見込み。
■9月中間決算は減収・赤字転落
同時に発表した第2四半期累計の連結決算は、売上高427億1900万円(前年同期比8.5%減)、営業損失4億2100万円(前年同期は9億6700万円の利益計上)、経常損失8億0300万円(同9億3800万円の利益計上)、最終損失9億5500万円(同7億円の利益計上)だった。
・売上高:427億1900万円(同8.5%減)
・営業損失:4億2100万円(同9億6700万円の利益計上)
・経常損失:8億0300万円(同9億3800万円の利益計上)
・最終損失:9億5500万円(同7億円の利益計上)
会社情報
- 会社名
- 株式会社IMAGICA GROUP
- 設立
- 1935年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 長瀬 文男/代表取締役社長 社長執行役員 長瀬 俊二郎
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6879