セガサミー、9月中間期のゲーム事業は営業益4倍の124億円と急増…『ユニコーンオーバーロード』『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』などリピート堅調、下期はミリオン連発の新作に期待
セガサミーホールディングス<6460>は、この日(11月8日)、9月中間決算で家庭用ゲームや基本無料のスマホゲームなどを展開する「コンシューマ」の営業利益について、前年同期比4倍の124億円と大きく伸びたことを明らかにした。売上高については同21.9%増の956億円だった。
フルゲーム(家庭用ゲーム)の売上高は、前年同期比18.4%増の277億円と伸びた。新作は軟調だったものの、『ユニコーンオーバーロード』や『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』中心に高採算のリピート販売が伸びた。「Total War」シリーズの追加ダウンロードコンテンツも貢献した。
なお、前期に続き今期も下期偏重の見通しになりそうだ。『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』と『メタファー:リファンタジオ』が発売初日で全世界累計販売本数が100万本を突破した。両タイトルは、次に発表される第3四半期から業績に反映される。
「ソニック」IPについては、12月に第3弾となる映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』の公開を控えており、映画の公開に合わせてフルゲーム、F2Pゲーム、マーチャンダイジング等のトランスメディア展開を戦略的に実行し、IP価値の拡大を図っていく。
また、F2Pについては漸減が続いており、同16.0%減の121億円だった。前年同月比マイナスはこれで6四半期連続となる。下期以降、新作リリースを控える中にあって、既存タイトル中心のため、経年による売上低下だったようだ。
第3四半期以降、『Sonic Rumble(ソニックランブル)』の全世界でのサービス開始、未定だが『ペルソナ5: The Phantom X』の国内でのサービス開始も控えており、今後の業績への貢献が期待される。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460
会社情報
- 会社名
- 株式会社アトラス
- 設立
- 2013年9月
- 代表者
- 代表者 大橋 修