カバー<5253>は、11月12日、2025年3月期 第2四半期累計の決算を発表し、売上高171億0400万円(前年同期比39.3%増)、営業利益33億7200万円(同46.3%増)、経常利益33億0100万円(同42.8%増)、最終利益21億2000万円(同28.0%増)だった。
・売上高:171億0400万円(39.3%増)
・営業利益:33億7200万円(46.3%増)
・経常利益:33億0100万円(42.8%増)
・最終利益:21億2000万円(28.0%増)
大幅な増収増益となったが、同社では、9月に販売を開始したトレーディングカードゲーム『hololive OFFICIAL CARD GAME』をはじめとするマーチャンダイジング分野の新商品の販売や、ライセンス/タイアップ分野における案件獲得の進捗が好調であったため、としている。売上高と各利益水準は同社の計画を上回って拡大したという。
マーチャンダイジング分野においては諸外国間接税引当金繰入額を特別損失として計上したものの、純利益水準についても計画を上振れて着地したとのこと。
【配信/コンテンツ分野】
昨年以降デビューした国内外のタレントが着実に人気化していることに加え、音楽を軸とした多面的なメディアへの露出が拡大したことにより、YouTubeのみに限定されない様々な経路からの集客が進捗した。その結果、同分野の売上高は42億1900万円(同22.3%増)となった。
【ライブ/イベント分野】
英語圏向けVTuberグループ「ホロライブEnglish」によるライブコンサート『hololive English 2nd Concert -Breaking Dimensions-』やホロライブプロダクション初のワールドツアー『hololive STAGE World Tour'24 -Soar!-』といった海外市場における実績を着実に積み上げた。一方で、昨年度よりも同期間における国内大型ライブコンサートの実施件数は相対的に少なくなった。その結果、同分野の売上高は14億9300万円(同10.1%減)となった。
【マーチャンダイジング分野】
トレーディングカードゲーム『hololive OFFICIAL CARD GAME』の売上が想定を上回って拡大したことに加え、小売店販路の拡充が進捗した。その結果、同分野の売上高は88億1000万円(同64.3%増)となった。
【ライセンス/タイアップ分野】
年初から推進している営業組織の改革の効果が顕在化し始めており、海外クライアント等を含む取引パイプラインが順調に拡大した。その結果、同分野の売上高は25億8100万円(同43.2%増)となった。
■2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績は、売上高364億8100万円(前期比20.9%増)、営業利益73億円(同31.8%増)、経常利益73億円(同29.8%増)、最終利益50億6400万円(同22.4%増)を見込む。
・売上高:364億8100万円(同20.9%増)
・営業利益:73億円(同31.8%増)
・経常利益:73億円(同29.8%増)
・最終利益:50億6400万円(同22.4%増)
計画に対する進捗率は、売上高46.9%、営業利益46.2%、経常利益45.2%、最終利益41.9%となっている。
・売上高:46.9%
・営業利益:46.2%
・経常利益:45.2%
・最終利益:41.9%
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高301億6600万円、営業利益55億3600万円、経常利益56億2300万円、最終利益41億3700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253