アクセルマーク、24年9月期決算は売上高比26%減、3億500万円の営業赤字を計上 国内の電子書籍とゲーム領域のインターネット広告需要が減少
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アクセルマーク<3624>は、11月14日、2024年9月期の決算(非連結)を発表、主要顧客である国内の電子書籍およびゲーム領域のインターネット広告需要が減少したことによる影響が大きく、減収・赤字幅拡大となった。
売上高15億8400万円(前々期比26.1%減)
営業損益3億500万円の赤字(前年同期9800万円の赤字)
経常損益2億5000万円の赤字(同1億円の赤字)
最終損益3億8800万円の赤字(同1億200万円の赤字)主なセグメントごとの状況は以下のとおり。
①広告事業 売上高13億3900万円(前々期比35.7%減)、セグメント損益1億8400万円の赤字(前々期3200万円の黒字)
主要顧客である国内の電子書籍およびゲーム領域の業種では、依然として広告需要が低迷している。このような事業環境の中、同社は海外顧客による広告需要の取り込みや、新規顧客層の拡大を目指した施策に努めたが、一部大口顧客の広告予算縮小なども影響し、売上高は減少傾向にある。今後も早期の収益回復を図るため、サービスの充実化や新規顧客層への営業に取り組んでいく。また、システムなどの受託開発、運営保守は、取引先から継続受注している。②トレカ事業 売上高2億2100万円、セグメント損益500万円の赤字
業務提携先であるエイチ・エム・ワイが展開するサービスブランド「トレカ横丁」の自動販売機を共同運営し、順調に取り扱い台数を増やした。トレカ自動販売機を共同運営することで、全国に350台以上設置された自動販売機の販売データが日々インターネットを通じて蓄積されており、いつ、どこで、どの商品が売れたかを把握することが可能だ。このデータを基に、需要があるエリアや商品ラインアップを分析し、最適な出店計画を立て、多店舗展開による事業拡大を図っていく。現在、自社店舗の出店とECサイトの公開に向けた準備を進めている。 -
■今期は増収・赤字幅縮小を見込む
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2025年9月期通期の業績見通しは、以下のとおり。
売上高23億1000万円(前期比45.8%増)
営業損益1億6900万円の赤字
経常損益1億8100万円の赤字
最終損益1億8100万円の赤字
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624