サイバーエージェント<4751>は、この日(12月3日)、AI技術の研究開発組織「AI Lab」において、AI技術の事業活用と知財戦略を推進する専門組織「AI Strategy & Planning」を設立したことを明らかにした。
■概要
AI Labでは、機械学習・計量経済学・コンピュータビジョン・自然言語処理・HCIなど多岐にわたる分野の研究開発を進めている。その中で、新たな技術を創出するだけでなく、研究成果の事業活用を強化し、知財戦略により競争優位性の確保や健全なオープンイノベーションを促進する体制の構築が重要だと考えた。
このような背景のもと、同社はAI Lab内にAI技術の事業活用と知財戦略を推進する専門組織「AI Strategy & Planning」を設立した。あえて研究開発組織内に設置することで、研究開発の初期段階から事業戦略と知財戦略の観点を組み込み、技術の特性を最大限に活かした事業展開が可能になる。
「AI Strategy & Planning」の設立後、AI Labが手がける広告クリエイティブ・対話エージェント・意思決定技術・人物行動理解などの研究領域を中心に、すでに複数の事業活用と特許出願が進んでいる。
■今後
同社は今後も、AI技術の研究開発から事業活用、さらに知財としての権利化を一気通貫で推進する新しい研究組織の在り方を確立し、研究成果の社会的価値を最大化していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751