サイバーエージェン<4751>は、ベネッセホールディングス<9783>の全社業務改革プロジェクト「AIクリエイティブセンター」を共同で設立したことを発表した。
「AIクリエイティブセンター」で推進されるベネッセ社内の「生成AIを活用した制作・マーケティング領域の業務改革」において最新のテクノロジーを活用するにあたり、サイバーエージェントのAI活用におけるこれまでの知見を生かし、オペレーション改革を支援・実現していく。
■取り組みの背景
ベネッセグループは、1955年の福武書店の創業に始まり、来年創業70周年を迎える。これまで教育、介護・保育、生活といった分野で人々のライフステージに沿ったさまざまな社会課題の解決に取り組んできた。加速する少子化、格差の拡大、高齢化率の上昇、テクノロジーの進化など社会は大きく変化する中、教育分野では、1969年に現在の「進研ゼミ」の前身である「通信教育セミナ」、2014年からは紙の教材に加え、タブレット講座を開講、2023年にはAIを活用した「AI学習コーチ」など最新のテクノロジーを活用しながら子どもたちの学びに寄り添う商品の提供を開始している。
■「AIクリエイティブセンター」について
今回、ベネッセグループが事業だけでなく社内の業務改革においても最新のテクノロジーを活用し推進していくにあたり、サイバーエージェントのAI活用におけるこれまでの知見を生かし、オペレーション改革を実現する取り組みを開始する。本取り組みにより、顧客ニーズの変化に対応したパーソナライズ化したクリエイティブ制作を実現し、顧客価値向上を目指す。
ベネッセのクリエイティブ制作拠点「AIクリエイティブセンター」を沖縄拠点に設置し、独自のクリエイティブ体制構築をサポートすることで、制作効率の向上を図る。また、極予測AIをはじめ、サイバーエージェントの広告制作において実績のあるAIツールを、ベネッセ専用にカスタマイズし開発・提供を行い制作ノウハウをデータベース化して蓄積することにより制作クオリティの向上を図る。
■今後
本取り組みを通じ、体制構築のサポートおよび広告クリエイティブにおける表現の多様性・予測精度の更なる向上を図る研究開発を進めることで、ベネッセのクリエイティブ制作における業務改革を支援していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751