コロプラ、Stability AIとパートナーシップ…AIとの共創に向け「画像生成AIガイドライン」策定、クリエイターの適切なAI技術活用と創造性の向上目指す
コロプラ<3668>は、12月11日、Stability AIとパートナーシップを締結したことを明らかにした。Stability AIの先進的な生成AI技術を活用し、ゲーム開発のさらなる加速と新たなゲーム体験の創出に注力していくという。
また、従業員が安全に生成AI技術を活用し、創造性を高められるよう、コロプラ社内における利用ルール「画像生成AI利用ガイドライン」を策定した。
<締結の背景>
コロプラは「"Entertainment in Real Life" エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」をミッションに掲げ、最新のテクノロジーと、独創的なアイデアで"新しい体験"を届けるエンターテインメントの創造に日々挑戦している。
近年、最新のテクノロジーは日を追うごとに発展し、その中でもとりわけ、AI技術の急速な進化は、多くの産業に大きな変革をもたらし、ゲーム業界においても、AI技術の活用はゲーム開発の効率化や新たな表現の可能性を広げる鍵として、ますます注目を集めている。
今回、画像生成AIモデル「Stable Diffusion」を提供するStability AIとパートナーシップを締結することで、コロプラが追求する新しい体験の創出を加速し、生産性の向上を目指す。
■Stability AI VP Scott Trowbridge氏のコメント
ゲーム業界におけるイノベーションの最前線で活躍するコロプラ様とパートナーシップを結べることを、大変嬉しく思います。Stability AIは、Stable Diffusionのような最先端の生成AIモデルの提供を通じて、クリエイターや開発者を支援することに注力しています。本パートナーシップは、ゲーム業界におけるAIの変革的な可能性を示すものです。コロプラ様がこれらの技術を活用し、比類のないゲーム体験をどのように提供されるのか、非常に楽しみにしています。
■コロプラ 取締役 菅井健太氏のコメント
私たちは、Stability AI 社の持つ最先端の画像生成AI技術を活用することで、ゲーム開発における新たな可能性を切り開くことができると期待しています。このパートナーシップを通じて、コロプラは、より創造的で、革新的なゲーム体験をユーザー様にお届けできるよう邁進いたします。
<画像生成AIガイドラインの策定>
画像生成をはじめとする生成AI技術には、法的・倫理的問題や著作権侵害などさまざまなリスクが含まれている。
これに対応し、従業員が安心して生成AI技術を活用できる環境を提供するために、社内向け利用ルール「画像生成AI利用ガイドライン」を策定した。
ガイドラインの適用により、ものづくりに向き合うクリエイターの創造性および生産性を向上させるとともに、従業員のリテラシー向上を図る。
コロプラでは今後も、まだ世の中にない"新しい体験"を届けるために、最新のテクノロジーの積極的な活用を推進していくとした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668