テンダ、2Q(6~11月)決算は売上高30%増、営業益26%増に 既存事業の伸長に加えて前期に実施したM&A効果で 生成AIの周辺技術要素の案件受注も

  • テンダ<4198>は、1月14日、2025年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、既存事業の伸長に加え、前期に実施したM&Aの効果もあり、大幅な増収増益を達成した。

    売上高28億7100万円(前年同期比30.8%増)
    営業利益3億600万円(同26.3%増)
    経常利益3億1700万円(同30.5%増)
    最終利益2億2300万円(同97.1%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①DXソリューション事業 売上高19億4100万円(前年同期比25.2%増)、セグメント利益5億1300万円(同41.2%増)
    前期より継続していた大型案件のピークアウトがあったものの、既存顧客を中心に新たな受注を継続して獲得したことで、売上高・セグメント利益ともに堅調に推移した。これに加え、新たな取り組みとして、生成AIの周辺技術要素の案件受注を進めることにより、顧客への新しい価値提供を行った。

    ②Techwiseコンサルティング事業 売上高4億2200万円(同1.1%減)、セグメント利益1億1300万円(同2.3%減)
    今期より注力しているデジタルマーケティングへの取り組みを継続した。なお、本事業を推進するTechwiseコンサルティング事業本部とR&D部門であるi-TechCentreが製品企画・開発を一気通貫で取り組むための構造改革を進めた結果、開発費および人件費等の先行投資費用が発生した。

    ③ゲームコンテンツ事業 売上高4億9300万円(同127.2%増)、セグメント利益2700万円(同25.6%減)
    ヤマダデンキが運営するゲームプラットフォーム「ヤマダゲーム」へのサービス提供が順調に推移していることに加え、Skyartsにおける新たな受託開発案件の獲得および映像コンテンツ市場での案件獲得が寄与し、売上高は前年同期を上回る結果となった。一方、セグメント利益は、前期において連結子会社化したSkyartsの事業の運営に必要な専門人材の採用や、既存組織との統合プロセスにかかる人件費が一時的に増加したことにより前年同期を下回る結果となった。

    ただし、統合プロセスが完了する来期以降にコスト効率化とシナジーの拡大を見込んでいる。特に、取得した事業の強みであるVFX/エフェクト技術を活用し、既存事業との複合的価値を加速させる計画だ。また、統合管理コストの削減を目的とした業務効率化施策を既に開始しており、収益性の回復に向けた取り組みを着実に進めている。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • 2025年5月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高60億円(前期比15.9%増)
    営業利益7億円(同28.2%増)
    経常利益7億円(同27.9%増)
    最終利益4億円(同17.3%増)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社テンダ
https://www.tenda.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社テンダ
設立
1995年6月
代表者
代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
決算期
5月
直近業績
売上高51億7500万円、営業利益5億4500万円、経常利益5億4700万円、最終利益3億4100万円(2024年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4198
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