【ゲームエンタメ株概況(1/17)】国内証券が目標株価引き上げの東宝が3日続伸 「Switch 2」発表の任天堂は目先材料の出尽くしとみた売り物に押される

1月17日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比121.14円安の3万8451.46円で取引を終えた。週明け20日に米国のトランプ次期米大統領の就任を控えていることもあり、リスク回避の売り物が先行した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は26銘柄(27%)、下落は63銘柄(66%)、変わらずは7銘柄(7%)で、下落した銘柄が多数を占めた。
中で、東宝<9602>が小幅ながら3日続伸と底堅さを見せた。東宝は、岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を6600円から7500円に引き上げたことが株価の下支えとなったようだ。
また、テンダ<4198>が続伸したほか、ビーグリー<3981>やコムシード<3739>が買われた。
有名個人投資家による大量保有が大量保有報告書の提出で明らかになった日本ファルコム<3723>は一時1430円まで買われるなど急動意を見せた。
半面、任天堂<7974>が6日ぶりに反落した。任天堂は、前日1月16日の夜にNintendo Switchの後継機種となる「Nintendo Switch 2」を2025年に発売すると正式に発表したものの、これで目先の材料出尽くしとみた売り物に押される格好となったもようだ。
ほか、DeNA<2432>の下げがきつく、IGポート<3791>やアルファポリス<9467>なども売られた。

会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高26億1200万円、営業利益13億4000万円、経常利益13億6400万円、最終利益9億300万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 取締役会長 島谷 能成 / 取締役社長 松岡 宏泰
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入3131億7100万円、営業利益646億8400万円、経常利益644億5500万円、最終利益433億5700万円(2025年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602