GENDA<9166>は、この日(1月28日)、東北・北関東・東海・北陸地区で「カラオケ時遊館」を展開しているアトムからカラオケ施設23店舗を取得すると発表した。好調なカラオケ事業の成長をさらに拍車をかけていく。
アトムのカラオケ施設事業を会社分割の手法で事業を切り出し、GENDA子会社のシン・コーポレーションが事業を引き継ぐ。2025年2月下旬開催予定の承継会社の臨時株主総会で承認可決されることが条件となる。取得原価やのれんの金額は精査中。
GENDAグループはカラオケ施設運営事業で店舗運営に取り組んでおり、新規出店や M&A による店舗網の拡大を推進している。同社グループが運営するカラオケ施設数は2024年12月末時点で366店舗となる。
一方のアトムは、東北・北関東・東海・北陸地区で「カラオケ時遊館」を展開している。GENDAグループに参画することで、グループの店舗との人的資源やDXにかかる知見の共有、消耗品等の共同購買による店舗運営効率の向上が期待される。
さらに、同社グループの「エンタメ・プラットフォーム事業」の中核を担うアミューズメントでの取引網を活用したIPコラボの実施や、フード&ビバレッジで展開している飲食物の提供など、コスト削減と売上向上の両面から譲受対象店舗の利益の伸長が期待できるという。
取得するカラオケ施設運営事業の業績は、2024年3月期の売上高は15億3500万円、営業利益は1億8700万円だが、GENDAの25年1月期の業績に与える影響は軽微となる見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA
- 設立
- 2018年5月
- 代表者
- 代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高556億9700万円、営業利益53億7000万円、経常利益52億1600万円、最終利益41億7800万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9166