セガサミーHD、25年3月期通期の連結業績予想を修正 新作開発中止・投入遅れなどで売上高は下ブレ リピート販売や映像分野の好調で利益は上ブレ
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セガサミーホールディングス<6460>は、2月7日、2025年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、エンタテインメントコンテンツ事業において新作の開発中止などがあり売上高は従来予想を下回るものの、ダウンロードコンテンツ販売の好調および映像分野の好調な推移などにより営業利益と経常利益は予想を従来予想を上回る見通しとなった。
売上高4450億円→4250億円(増減率4.5%減)
営業利益450億円→460億円(同2.2%増)
経常利益480億円→515億円(同7.3%増)
最終利益390億円→375億円(同3.8%減)・エンタテインメントコンテンツ事業
コンシューマ分野において、フルゲーム新作である『Football Manager 25』の開発中止、F2P新作2タイトルの投入遅れから、売上高は前回予想を下回る見込み。一方で、フルゲームのリピート販売が高水準で推移しているほか、ダウンロードコンテンツ販売の好調および映像分野の好調な推移などから、経常利益は前回予想を上回る見込み。また、前述の通り海外開発スタジオAmplitude Studios SASのMBO方式での譲渡に伴う事業再編損を特別損失として計上した。・遊技機事業
製品力向上を図るため、第4四半期に予定していた主力タイトル等の投入時期を来期以降に延期することを要因に、販売台数計画をパチスロ機8万6000台(前回予想10万7000台)、パチンコ機9万7000台(前回予想11万5000台)に修正したことなどから、売上高・経常利益ともに前回予想を下回る見込み。・ゲーミング事業
ゲーミング機器販売において、主に北米におけるビデオスロットマシンの販売が好調に推移していることから、売上高は前回予想を上回る見込み。また、韓国の「パラダイスシティ」においても、カジノ、ホテル売上ともに好調に推移した。これに伴い、持分法取込において利益貢献を見込んでいることから、経常利益についても前回予想を上回る見込み。
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460