セガサミーHD、第3四半期ゲーム事業は営業益116%増の251億円と大幅増益…『メタファー』『ソニック シャドウG』好調、『P3R』中心にリピートも拡大

セガサミーホールディングス<6460>は、この日(2月7日)、エンタメコンテンツ事業のコンシューマ分野の第3四半期累計の売上高が前年同期比10.5%増の1648億円、営業利益が同116.3%増の251億円と大幅増益になったと発表した。第3四半期に発売した主力タイトルがヒットしたことに加えて、採算性の高いリピート販売が大きく伸びたことが主な要因だ。

10月に発売した『メタファー:リファンタジオ』は、12月に米国ロサンゼルスで開催した「The Game Awards 2024」において「BEST RPG」を含む3部門を受賞し、足元での販売は期初の想定を上回り推移した。10月に発売した『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』も順調に販売本数を伸ばし、2025年1月には全世界累計販売本数200万本を突破した。

新作の売上は、同8.0%減の253億円だった。マイナスになっているが、これは発売タイトル数が少なかったため。前年同期は日本国内では8タイトル、アジア9タイトル、欧米10タイトルだったが、今期はいずれの地域でも4タイトルずつにとどまった。販売本数も527万本から479万本に減った。

このほか、リピート販売においても、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(リマスター版)や『ユニコーンオーバーロード』などが牽引し、引き続き好調に推移したという。リピート販売の売上は、同31.9%増の339億円と大きく伸びた。

 

ただ、F2P(基本プレイ無料)のタイトルについては既存ゲームの運営が中心であったため、漸減傾向となっている。四半期ベースで前年同期比2桁%の減収が続いており、累計では同13.4%減の347億円にとどまった。

 

なお、コンシューマ分野の売上と営業利益の推移は以下の通り。 

 

今後については、コンシューマ分野において主力IPの一つである「龍が如く」のフルゲーム新作『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』を2月に発売するほか、フルゲームのリピート販売が堅調に推移することを見込んでいる。

株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
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セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4289億4800万円、営業利益481億2400万円、経常利益531億1400万円、最終利益450億5100万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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株式会社アトラス
https://www.atlus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社アトラス
設立
2013年9月
代表者
代表取締役社長 大橋 修
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