ブシロード、2Q(7~12月)決算は売上高16%増、営業益325%増に TCGユニットやライブエンタメユニット、MDユニットが業績を牽引

  • ブシロード<7803>は、2月14日、2025年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結決算を発表、TCGユニットやライブエンタメユニット、MDユニットが牽引し、2ケタ超の増収増益を達成した。

    なお、経常利益は為替相場の変動により、営業外収益に為替差益5億9000万円を計上したことも寄与している。

    売上高257億3100万円(前年同期比16.2%増)
    営業利益17億2600万円(同325.0%増)
    経常利益19億1800万円(同315.1%増)
    最終利益12億4200万円(前年同期1300万円)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ◆エンターテイメント事業

  • 売上高229億5700万円(前年同期比20.3%増)、セグメント利益17億9900万円(同573.9%増)

  • ①TCG(トレーディングカードゲーム)ユニット
    「ヴァイスシュヴァルツ」では大型商品を複数発売し、国内外の売上を牽引した。「カードファイト!! ヴァンガード」は引き続き順調に推移した。10月18日に発売された新TCG「五等分の花嫁 カードゲーム」も順調な初動となった。

    ②コンテンツユニット
    コンテンツユニットでは、デジタルグッズや遊技機などの「バンドリ!」関連コンテンツ収入が増加したものの、モバイルゲームは1タイトルをクローズし、コンソールゲームの新規発売タイトルは無かったため、軟調な結果となった。

    ③ライブエンタメユニット
    12月に武蔵野の森総合スポーツプラザにて、RoseliaとAve Mujicaの音楽ライブを開催した。また、Roselia 15th Single「礎の花冠」を発売、順調な結果となった。

    ④MD(マーチャンダイジング)ユニット
    「バンドリ!」の物販催事商品やライブグッズが国内外で好調であること、フィギュアブランド「PalVerse」で新商品を多数発売したこと、カプセルトイのボックス商品において海外卸からの受注量が伸長したことにより、引き続き好調に推移した。

    ⑤アドユニット
    引き続きアニメ委員会への出資・参画や自社イベント運営・制作などを通じて、グループ事業全体の規模拡大に貢献した。

  • ◆スポーツ事業

  • 売上高27億7300万円(同9.1%減)、セグメント損益7200万円の赤字(前年同期1億3900万円の黒字)
    新日本プロレスリングは、ビッグマッチの間の端境期であり、観客動員数は引き続き軟調に推移した。スターダムは、運営体制の見直しが進み、興行事業の収益性が改善した。

  • ■通期業績予想を上方修正

  • 2025年6月期通期の連結業績見通しは、第2四半期決算の発表とともに予想の上方修正を実施しており、以下のとおり。

    売上高490億円→510億円(増減率4.1%増、前期比10.2%増)
    営業利益20億円→30億円(同50.0%増、同239.9%増)
    経常利益20億円→30億円(同50.0%増、同58.0%増)
    最終利益10億円→15億円(同50.0%増、同86.4%増)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社ブシロード
http://bushiroad.com/
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会社情報

会社名
株式会社ブシロード
設立
2007年5月
代表者
代表取締役社長 木谷 高明
決算期
6月
直近業績
売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7803
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