【ゲームエンタメ株概況(3/7)】第10回新株予約権の行使が全て完了のオルトプラスが反発 国内証券が投資判断を格下げのネクソンは3日ぶりに反落

3月7日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに大幅反落し、前日比817.76円安の3万6887.17円で取引を終えた。為替が1ドル=147円台まで円高方向に振れたことに加え、前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数が7ヵ月ぶりの安値を付けたこともあり、国内市場も半導体関連株などを中心に売り物が大きく先行した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は13銘柄(14%)、下落は78銘柄(81%)、変わらずは5銘柄(5%)で、下落した銘柄が多数を占めた。
中で、オルトプラス<3672>が反発した。オルトプラスは、前日3月6日に2024年12月27日に発行したEVO FUNDを割当先とする第10回新株予約権の行使が全て完了したことを発表しており、調達資金を充当した事業展開がスムーズに進むことへの期待が買いにつながったようだ。
また、一部週刊誌による報道に対するコメントを発表したクシム<2345>が一時200円台まで買われた。
ほか、テンダ<4198>やアイビス<9343>などが散発高した。
半面、直近は高値圏での推移が続いていた任天堂<7974>やソニーグループ<6758>の下げがきつく、コナミグループ<9766>やスクウェア・エニックスHD<9684>など家庭用大手ゲーム株も総じて安い。
SMBC日興証券が投資判断を「1」から「2」に格下げし、目標株価も3100円から2200円に引き下げたネクソン<3659>は3日ぶりに反落した。
目先は4000円台への到達で利益確定の売り物が進むDeNA<2432>は反落し、終値ベースで2月7日以来の3500円台割れとなった。

会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億9700万円、営業損益4億6700万円の赤字、経常損益4億4200万円の赤字、最終損益4億3400万円の赤字(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4462億1100万円、営業利益1241億7600万円、税引前利益1959億8700万円、最終利益1348億4800万円(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659