【ゲームエンタメ株概況(3/24)】出資先の上場で投資有価証券売却益を計上見込みのアカツキが4日続伸 国内証券が目標株価引き上げのカプコンとコナミGが堅調
3月24日の東京株式市場では、日経平均は3日続落となり、前日比68.57円安の3万7608.49円で取引を終えた。3月期末の配当権利取りの動きもあり、買いが先行した場面もあったものの、米国の関税政策の不透明感もあって次第に伸び悩んでマイナス圏に沈んだ。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は40銘柄(42%)、下落は50銘柄(52%)、変わらずは6銘柄(6%)で、下落した銘柄の方が多かった。
中で、アカツキ<3932>が4日続伸し、3000円大台を回復した。アカツキは、前週末3月21日に投資先のLIFE CREATEの4月24日付での東証グロース市場への新規上場が承認され、この上場に伴う所有するLIFE CREATE株式の一部の売出しで投資有価証券売却益の発生が見込まれると発表したことが市場の関心を集めたようだ。
また、サイバーエージェント<4751>やワンダープラネット<4199>、Aiming<3911>などが買われた。
みずほ証券が目標株価を引き上げたカプコン<9697>と、SMBC日興証券が目標株価を引き上げたコナミグループ<9766>はともに堅調だった。
『ポケポケ』の新テーマ拡張パック「シャイニングハイ」の3月27日からの追加を材料に一時3700円台まで買われたDeNA<2432>は、買い一巡後は次第に値を消したが、小幅ながら4日続伸となった。
半面、オルトプラス<3672>やドリコム<3793>が安く、家庭用大手ゲーム株ではスクウェア・エニックスHD<9684>と任天堂<7974>がさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766