gumi<3903>は、持分法適用会社であるgumi Cryptos Capital Fund IIで投資するParticle Network(PARTI)が3月25日に暗号資産の1日の取引量が世界最大である暗号資産取引所「BINANCE」に上場したことを明らかにした。Particle Network(PARTI)の完全希薄化後の評価額は、本日15時時点において約$359million(約540億円)となる。gumi Cryptos Capital Fund IIの投資先がBINANCEに上場するのは4件目になる。
■Particle Networkの概要
Particle Network は、異なるブロックチェーンを統合し、一つのネットワークとして機能させる仕組みを持つプラットフォームになる。これにより、Web3環境において、ユーザーはどのブロックチェーンを利用しているかを意識することなく、シームレスにサービスを活用できる。
その中核となるのが「ユニバーサルアカウント」という仕組み。従来、異なるブロックチェーンごとに個別のアカウントを作成する必要があったが、このシステムを活用することで、単一のアカウントで複数のブロックチェーンを横断的に利用することができる。さらに、保有する資産やデジタルアイテムの残高も統一した形で表示されるため、どのチェーンに何があるかを逐一確認する手間を省くことができる。Particle Network がこれらのアカウントを安全に管理し、直感的に使える環境を提供する。
この技術により、世界中の何十億もの人々が、ブロックチェーンの違いを気にせず、多様なアプリケーションやサービスを簡単に利用できるようになる。Web3の普及を促進し、インターネットの未来をよりシンプルかつ便利なものへと進化させる重要なイノベーション。
■gumi Cryptos Capital Fund IIの特徴:
gumi Cryptos Capital Fund IIは、Web3関連のゲーム、NFT、DeFi、メタバース、各種DAO関連、マルチチェーン、マルチリージョン、クロスチェーンソリューション、インフラ、開発者向けのツール、アプリケーションなどの分野を対象に投資を実行している。
同ファンドは、1号ファンドに引き続き、クリプト分野でグローバルに活躍するパートナーによって運営されており、ファンド規模は110M USD、2025年2月時点で投資件数が56件となっている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903