【ゲームエンタメ株概況(4/25)】最新作『パズル&ドラゴンズ ゼロ』を発表のガンホーが後場急騰 米国でも「Switch 2」の予約好調報道で任天堂が3日続伸
4月25日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸し、前日比666.59円高の3万5705.74円で取引を終えた。日米財務相会談で為替に対する具体的な言及がなかったことで、為替が1ドル=143円台後半まで円安方向に振れたことや、前日の米フィラデルフィア半導体株指数が大きく上昇したことが国内市場にも追い風に働いた。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は56銘柄(58%)、下落は38銘柄(40%)、変わらずは2銘柄(2%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、ガンホー<3765>が後場に入って一時3200円台まで急騰した。ガンホーは、『パズドラ』シリーズの最新作『パズル&ドラゴンズ ゼロ』を発表し、その事前登録を開始したことが市場の関心を集めたようだ。
また、「Nintendo Switch 2」の予約受付が米国でも好調に推移していると報じられたことで任天堂<7974>が3日続伸し、メガチップス<6875>やホシデン<6804>、ミネベアミツミ<6479>など任天堂関連の電子部品メーカーにも買いが波及した。
JPモルガン証券が投資判断「オーバーウエート」、目標株価1500円でカバレッジを開始したサイバーエージェント<4751>は4日ぶりに反発した。
そのほか、バンク・オブ・イノベーション<4393>やDLE<3686>が高く、monoAI<5240>がストップ高するなど異彩を放つ強さを見せた。
半面、カプコン<9796>は前日4月24日に2025年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表したものの、市場の期待値に届かなかったとの見方が優勢となり、小幅続落した。
東宝<9602>や松竹<9601>など映画関連銘柄の一角がさえない。
『ポケポケ』の新拡張パック「双天の守護者」の4月30日追加が発表となったものの、DeNA<2432>は小反落した。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1036億円、営業利益174億9100万円、経常利益200億1300万円、最終利益111億7100万円(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974