【ゲームエンタメ株概況(4/30)】1Q決算で大幅な黒字転換を達成のAimingが3日続伸 アクティビストファンドによる大量保有が判明のスクエニHDは上場来高値更新
4月30日の東京株式市場では、日経平均は5日続伸となり、前日比205.39円高の3万6045.38円で取引を終えた。米国と各国の関税交渉が進展することへの期待から米国市場が上昇した流れが国内市場にも波及し、日経平均は終値ベースで3月28日以来の3万6000円台を回復した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は63銘柄(66%)、下落は27銘柄(28%)、変わらずは6銘柄(6%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、Aiming<3911>が上げ幅を拡大して3日続伸し、終値ベースで2023年10月27日以来となる300円台を回復した。Aimingは、4月28日に発表した第1四半期決算が前年同期の営業赤字から大幅黒字転換となり、2四半期連続の黒字決算となったことが市場の評価材料になったもよう。
また、スクウェア・エニックスHD<9684>が急騰し、分割修正後の上場来高値を更新した。スクエニHDは、4月28日付で提出された大量保有報告書でアクティビストファンドの3Dインベストメントが同社株の保有割合の5.47%を取得したことが明らかになったことが市場の関心を集めたようだ。
半導体子会社のソニーセミコンダクタソリューションズのスピンオフ上場を検討していると報じられたソニーグループ<6758>は反発した。
ほか、アカツキ<3932>が年初来高値を更新し、任天堂<7974>やカプコン<9697>など家庭用大手ゲーム株の強さも目立った。
半面、サンリオ<8136>が3日続落し、KLab<3656>やエディア<3935>、サイバーステップ<3810>なども安い。
直近2日間で急騰を演じていたmonoAI<5240>は利益確定の売り物に押されて3日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高170億8600万円、営業損益5億5200万円の赤字、経常損益1億5000万円の赤字、最終損益3億4100万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長 吉田 憲一郎/代表執行役社長CEO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758