バンダイナムコHD、25年3月期IP別売上高を開示…「ドラゴンボール」「ガンダム」「ワンピース」がいずれも過去最高水準

バンダイナムコホールディングス<7832>は、この日(5月8日)、2025年3月期のIP別売上高を開示し、「ドラゴンボール」が前の期比で35.6%増の1906億円と大きく伸びたことを明らかにした。「ドラゴンボール Sparking! ZERO」がワールドワイドでヒットし540万本の販売を記録するなど好調だったほか、スマートフォンゲーム、トレーディングカードゲームなどが貢献した、としている。

「機動戦士ガンダム」も5.3%増の1535億円と伸びた。「ガンプラ」やガンダムシリーズ劇場公開作品の中で歴代No.1となった「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」、シリーズ作品のグローバル展開や映像配信、パッケージ販売が好調だった。劇場公開がヒットした「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の興行収入は2026年3月期に計上される。

この2作品と違った伸びを見せているのが、「ONE PIECE」だろう。全体の7割近くを占める国内トイホビー主導で拡大した。こちらはトレーディングカードゲームがけん引したようだ。

このほか、「NARUTO」や「アンパンマン」「プリキュア」が増収を記録し、「ウルトラマン」「仮面ライダー」「スーパー戦隊」が減収となった。

全体・国内トイホビーのIP別売上高は以下のとおり。