CRI・ミドルウェア、2Qはモビリティ分野の想定以上の伸⻑などで大幅な増収増益を達成 通期業績予想を上方修正

  • CRI・ミドルウェア<3698>は、5月8日、2025年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、エンタープライズ事業のモビリティ分野が想定以上に伸⻑したことなどにより、大幅な増収増益を達成した。

    売上高18億5500万円(前年同期比23.8%増)
    営業利益3億8700万円(同108.8%増)
    経常利益3億9000万円(同104.8%増)
    最終利益2億7100万円(同78.2%増)

    セグメント別の状況は以下のとおり。

    ①ゲーム事業 売上高9億4800万円(前年同期比20.8%増)、セグメント利益1億2800万円(同90.2%増)
    同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」などの国内許諾売上は、第2四半期が好調に推移したことにより、増加した。海外向けは、中国において第3のOSがローンチされた効果と、欧米圏で引き続き新規の許諾売上を複数獲得したことにより、増加した。ツーファイブが行う音響制作は、第1四半期に引き続き、第2四半期でも大型の音声収録業務を受注したことにより、大きく増加した。なお、「CRI TeleXus」への研究開発投資は継続して実施した。

    ②エンタープライズ事業 売上高9億700万円(同27.0%増)、セグメント利益2億5800万円(同119.4%増)
    組込み分野の売上は、カラオケ案件で第1四半期に大型の許諾売上があったことに加え、第2四半期でリアルカジノ向けの新規許諾売上が計上されたことにより、大きく増加した。モビリティ分野の売上は、新製品となる車載メーターグラフィックソリューション「CRI Glassco」が本格的に立ち上がったことに加え、車載サウンドソリューション「CRI ADX Automotive」の採用も順調に増加したことにより、大きく増加した。クラウドソリューション分野の売上は、R&Dフェーズへのシフトのため、受託業務量を計画的に減らしたことにより、減少した。

  • ■通期業績予想を上方修正

  • 2025年9月期通期の連結業績予想については、第2四半期決算の発表と同時に業績予想の上方修正を実施しており、以下のとおり。

    売上高33億6000万円→35億3000万円(増減率5.1%増、前年同期比11.5%増)
    営業利益3億8400万円→5億5000万円(同43.2%増、同49.3%増)
    経常利益3億9400万円→5億5600万円(同41.1%増、同45.0%増)
    最終利益3億1200万円→4億1100万円(同31.7%増、同35.0%増)

株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高34億4800万円、営業利益5億5400万円、経常利益5億6600万円、最終利益4億2000万円(2025年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
企業データを見る