セガサミーHD、25年3月期のコンシューマ分野は営業益28%増の281億円と増益 リピートとDLC販売好調 新作は発売タイトル半減で減収

セガサミーホールディングス<6460>は、この日(5月12日)、2025年3月期の決算で、ゲーム事業を中心とするエンタテインメントコンテンツ事業のコンシューマ分野の売上高が前の期比3.2%減の2300億円、営業利益が同28.3%増の281億円と増益だったことを明らかにした。高採算のリピートタイトルやダウンロードコンテンツの販売が好調だったとしている。


「フルゲーム」の新作タイトル数は6タイトルと前年13タイトルから半減となり、販売本数も前年923万本から657万本に減り、売上は39%減の335億円となったものの、リピート販売は1866万本から2487万本に伸び、29.6%増の428億円と増加した。

さらにダウンロードコンテンツ販売やライセンス収入、Rovioも貢献したほか、円安も収益を押し上げた。『Football Manager 25』の開発中止で計上した損失もカバーした。
なお、スマホゲームやPCオンラインゲームの基本プレイ無料の「F2P」については、同12.6%減の471億円にとどまった。この期は、新作タイトルのリリースがなく、既存タイトルのみの売上となったため、経年による減収となった。この期は1タイトル終了している。

【2025年の主な新作】
・真・女神転生Ⅴ Vengeance
・スーパーモンキーボール バナナランブル
・メタファー:リファンタジオ
・ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
・Virtua Fighter 5 R.E.V.O.
・龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii
・ツーポイントミュージアム
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4289億4800万円、営業利益481億2400万円、経常利益531億1400万円、最終利益450億5100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460