エイベックス、25年3月期のアニメ・映像事業は営業利益2億9900万円と黒字転換…映画『ルックバック』大ヒット、「アニメタイムズ」国内外で成長

エイベックス<7860>は、2025年3月期の決算で、アニメ・映像事業の売上高が前の期比14.7%増の161億1800万円、営業利益が2億9900万円(前の期は1700万円の損失計上)と2ケタ増週・黒字転換したことを明らかにした。
黒岩 克巳社長CEOは、アニメの映画作品でヒットした作品があり、興行収入が増加したことで売上と営業利益が増加した、と説明している。

作品について明言していないが、映画『ルックバック』がけん引したものとみられる。
映画『ルックバック』は、日本国内だけでなく、グローバルで高く評価され、海外の観客動員は、日本の120万人を大きく上回る234万人を記録したという。
このほか、今年4月よりTV放送開始の『ガチアクタ』は、海外動画配信サービスと大型の配信契約を締結し、国内のテレビ放送とともに、グローバル配信が決定したとのこと。
【公開した映画】
・ルックバック
・JUNGKOOK : I AM STILL
・劇場アニメ『ベルサイユのばら』

アニメ事業については、映像配信サービス「アニメタイムス」についても言及した。配信作品数がここ5年で7.8倍になるなど新作・旧作のカタログが拡大することに伴い、国内外の会員数は順調に伸長しているという。
今後は海外を中心としたアニメ市場の成長を捉え、コンテンツの充実を図るとともに、現在展開しているインドのほか、様々な地域へのサービスを拡大していく計画だ。

© 藤本タツキ/集英社
© 2024「ルックバック」製作委員会
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1316億9100万円、営業損益18億1900万円の赤字、経常損益17億300万円の赤字、最終利益11億3800万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860
会社情報
- 会社名
- エイベックス・ピクチャーズ株式会社
- 設立
- 2014年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 非公開
- 上場区分
- 未上場