ソニーグループ、25年3月期のゲーム事業は営業益43%増の4148億円と大幅増益…PS5本体や自社ソフト減収もPSNetwork、サードパーティ好調
ソニーグループ<6758>は、この日(5月14日)、2025年3月期のゲーム&ネットワークサービス分野の業績について、売上高が前の期比9.4%増の4兆6700億4400万円、営業利益が同42.9%増の4148億1900万円と大幅増益だったことを明らかにした。
同社では、自社タイトルの売上やハードウェアの販売が減少したものの、為替の円安による影響に加えて、サードパーティタイトルの販売増加、ネットワークサービス収入が伸びたためと説明している。


売上を見ると、ハードウェアの売上高は同6.5%減の1兆1326億円、ソフトウェアが同12.9%増の2兆5080億円、ネットワークサービスが同22.7%増の6698億7300万円だった。ネットワークサービスについてはプレイステーション5のアクティブユーザー数とユーザー当たりの支出額の伸長が続いており、3月の月間アクティブユーザー数が1億2400万アカウントに拡大した。PlayStation4からの移行した既存ユーザーもいるが、新しくPlayStation5を購入した新規ユーザーが実は多いのだという。

なお、「プレイステーション5」本体の販売台数は、同11.0%減の1850万台となった。 2026年3月期は1500万台を見込んでいるという。同社では、販売台数ではなく、MAU(月間アクティブユーザー数)やエンゲージメントを重要指標に設定していることや、関税などを巡る不透明感もあり、必達目標とも考えていないとのこと。

続く2026年3月期については、売上高が前期比7.9%減の4兆3000億円、営業利益が同15.7%増の4800億円を見込む。プラットフォームビジネスの安定した成長に加えて、強力なファーストパーティタイトルの販売拡大を期待しているという。
すでに発表になっている有力タイトルとして以下を挙げた。
・Ghost of Yōtei
・デスストランディング2
・Marathon

会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長 吉田 憲一郎/代表執行役社長CEO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入12兆9570億6400万円、営業利益1兆4071億6300万円、税引前利益1兆4737億2600万円、最終利益1兆1416億円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758
会社情報
- 会社名
- 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
- 設立
- 1993年11月
- 代表者
- 社長CEO 西野 秀明