【ゲームエンタメ株概況(6/5)】Switch2ついに発売で任天堂や大手ゲーム株の動きは? GLOEやBOI、カヤックが利食いで大幅反落【チャート掲載】

6月5日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比192円96銭安の3万7554円49銭でこの日の取引を終えた。為替の円高傾向に加えて、米国の景況感悪化を懸念した売りに押された。ただ、取引時間中に円安方向に振れたこともあり、下値では下げ渋る動きも見せた。

 

【主要指数】
・日経225: 37,554.49(-192.96)
・TOPIX: 2,756.47(-28.66)
・ドル/円: 143.17(+0.40)
・ダウ: 42,427.74(-91.90)
・ナスダック: 19,460.49(+61.53)
・SOX: 5,033.35(+68.95)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は36銘柄(38%)、下落は57銘柄(59%)、変わらずは3銘柄(3%)で、下落した銘柄の方が多かった。

この日は任天堂<7974>より新型ハード「Nintendo Switch 2」が発売となったが、この日は小幅安で終えた。高値圏で推移していたこともあって目先材料出尽くしとなったようだ。少し意味が違うが、期待で買って事実で売るといった側面があったのかもしれない。

 

スクウェア・エニックスHD<9684>が小幅高となったものの、コナミグループ<9766>やバンナムHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コーエーテクモHD<3635>、カプコン<9697>など大手ゲームは総じてさえない。

 

東京通信グループ<7359>が大幅続伸。業績好転を背景に押し目買いが入っているようだ。第1四半期決算は、営業利益5500万円と前年同期9600万円の損失計上から黒字転換に成功している。

 

アルファポリス<9467>が大幅高。SBI証券が同社株のレーティング「買い」の継続としたうえで目標株価を1610円から1790円に引き上げたとの観測が出ており、材料視されたようだ。

 

東映アニメーション<4816>も続伸。岩井コスモ証券が投資判断を「B+」から「A」に格上げしたとの観測が出ている。目標株価については3800円の据え置き。

 

このほか、GLOE<9565>やカヤック<3904>、ワンダープラネット<4199>、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>など先日買われた銘柄が利益確定の売りに押された。

 

東証プライム市場の主力株が手掛けづらい中、値動きの軽い中小型株を中心に短期資金が循環的に物色しているようだ。

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧