【ゲームエンタメ株概況(6/9)】シリコンスタジオが連日のS高比例配分に　3Q大幅増益&通期経常益増額のエイチームHDは急騰

6月9日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比346．96円高の3万8088.57円と3万8000円台を回復して取引を終えた。前週末6日に発表された米雇用統計が堅調な内容だったことに加え、朝方に内閣府が発表した1～3月のGDP（国内総生産）改定値が速報値からの上方修正となったことが好感された。

中で、シリコンスタジオ<3907>が連日のストップ高比例配分となった。任天堂<7974>に対し、「Nintendo Switch 2」向けゲームタイトルの開発環境構築で協力したとの発表が引き続き株価の評価材料となっているようだ。

また、エイチームホールディングス<3662>が急騰し、一時1361円まで買われた。エイチームHDは、前週末6月6日に発表した3Q決算が大幅な増益となったことに加え、暗号資産評価益を営業外利益として計上し、通期の経常利益予想を上方修正すると発表したことが市場の関心を集めたもよう。

ほか、オルトプラス<3672>が大幅反発したほか、gumi<3903>やNJHD<9421>なども買われた。

子会社アトラスが『ペルソナ』シリーズの新作『ペルソナ4 リバイバル』を発表したセガサミーHD<6460>が続伸するなど、家庭用大手ゲーム株も総じてしっかり。

半面、5月月次のグループ売上高が前年同期比3％減と6ヵ月ぶりにマイナスとなったテイツー<7610>が大幅反落した。

そのほか、マーベラス<7844>やサン電子<6736>、モブキャストHD<3664>などが安い。