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coly<4175>は、6月13日、2026年1月期の第1四半期(2~4月)の決算(非連結)を発表、『ブレイクマイケース』が売上高の増加に貢献したほか、『魔法使いの約束』のアニメ放映も寄与し、大幅な増収を達成した。
一方で、coly ID(Web課金)への移行の進行で費用は減少したものの、大手エンターテインメント企業との協業案件の開発など費用の先行が続き赤字計上となった。
売上高12億5300万円(前年同期比39.1%増)
営業損益2億3000万円の赤字(前期4億9800万円の赤字)
経常損益2億2600万円の赤字(同5億400万円の赤字)
最終損益1億2500万円の赤字(同5億2400万円の赤字)モバイルオンラインゲーム事業は、前期にリリースしたオリジナルIPタイトル『ブレイクマイケース』が売上増加に寄与し、売上高は前年同期を上回った。2025年5月の1周年に向けて、ゲーム内外での各種施策やマーケティング施策などの準備を進めた。『魔法使いの約束』は2025年1月から3月までTVアニメを放映した影響もあり、MAUは増加傾向がみられ、売上は堅調に推移した。
『スタンドマイヒーローズ』については、8周年以降、10周年を見据えた今後の展開を発表し、多くの反響を得た。引き続き、各IPにおいてユーザーにとって魅力のある運営を実施しながら、舞台やキャストイベントなどのリアルイベントやグッズなどを絡めつつ、ゲームだけでなくIPとしての成長を目指していく。また、同時に新たなIPの創出・新たなゲームの開発を進行し、安定成長のための準備をすすめていく。
メディア事業は、前述のとおりTVアニメ『魔法使いの約束』の放映や、『ブレイクマイケース』や『スタンドマイヒーローズ』の舞台化の準備など、メディアミックスをすすめたほか、各タイトルでのグッズ販売が好調に推移した。また、異業種とのコラボレーション、「coly cafe! 池袋PARCO店」でのコラボカフェの開催など、ユーザーとのタッチポイントを創出し、多方面から同社作品に触れる機会を提供し続け、売上高は前年同期を上回った。
さらに売上高の増加に加え、Web上でゲーム内アイテムを販売する「coly ID」をリリース・導入したことにより手数料の圧縮が想定以上に進捗し、売上総利益についても前年同期比で増加した。
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■通期業績予想は引き続き非開示
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2026年1月期通期の業績予想については、引き続き非開示。期中にリリース予定の大手エンターテインメント企業との協業案件のほか、新規リリース予定の事業について、売上高・利益の合理的な算出が困難であるためや、モバイルオンラインゲーム市場を取り巻く競合環境の変化が激しく、売上動向の予測が困難であるため、としている。
※過去12四半期分の四半期推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高65億円、営業損益5億1600万円の赤字、経常損益5億1000万円の赤字、最終損益5億4600万円の赤字(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175
