クラスター、「メタバース研究所」の研究員とデザイナーが「CEDEC2025」の公募セッションで講演

クラスターは、2021年に日本におけるメタバースの創造、発展を目指して設立した研究機関「メタバース研究所」の研究員とデザイナーが、7月22日から24日の3日間にわたって開催される「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2025(以下「CEDEC2025」)」において、AIエージェントによる柔軟な情報提供とナビゲーションの実現に関する研究が公募セッションで採択されたことを発表した。

同社からは、選考によって選ばれる公募セッションにおいて、クラスターメタバース研究所の柳川光理氏、廣井裕一氏、デザイナーの小倉邦彦氏の3名が60分間のレギュラーセッションにて講演する。

採択された公募セッションの詳細は以下のとおり。

<セッション概要>

セッションタイトル:
プレイヤーの好奇心が導くチュートリアル:メタバースが描き出すAIエージェントによる新しいゲームの姿

セッション内容:
本セッションでは「好奇心主導型チュートリアル」を紹介する。これは、従来の順序固定型・選択肢提示型のチュートリアルとは異なり、プレイヤーの自発的な興味に基づいて音声対話AIエージェントを用いた学習体験を提供する新しい形のチュートリアル。プレイヤーの「この建物は何?」「あの場所に行ってみたい」のような自然な興味を音声・テキストで表現すると、AIエージェントが適切な情報提供や案内を行う。プレイヤーは決められた順序に縛られず、興味のままに世界を探索できるようになる。

この新しいアプローチがプレイヤーの探索行動とエンゲージメントに与えた影響を実験データで検証し、次世代のゲームデザインに新たな可能性を提示する。また、リサーチャー、エンジニア、デザイナーの混成チームがどのようにしてAIエージェントを開発したか、従来のキャラクターデザインとの違いを交えて紹介する。

本セッションは、ゲーム設計における大規模言語モデルベースのAIエージェントの活用に興味がある方、プレイヤー自由度の高いゲームデザインに興味がある方、AIエージェントのキャラクターデザインや技術に興味のある方におすすめとなる。 セッション後に講演者と質疑応答をすることが可能だ。

講演者(敬称略):
柳川光理(クラスター株式会社メタバース研究所リサーチエンジニア)
廣井裕一(クラスター株式会社メタバース研究所シニアリサーチサイエンティスト)
小倉邦彦(クラスター株式会社cluster事業本部 プロダクト開発グループ Designチーム デザイナー)

共同研究・開発者(敬称略):
平木剛史(クラスター株式会社メタバース研究所/筑波大学)

セッション日時:
7月24日(火)11:10 ~ 12:10

セッション形式:
レギュラーセッション(60分)

会場:
第4会場(パフィフィコ横浜ノース G304)

セッションWebページ:
https://cedec.cesa.or.jp/2025/timetable/detail/s67b15972176ad/ 

得られる知見:
・従来型チュートリアルの制約を解消するAIエージェント活用アプローチ
・プレイヤーの好奇心を活かした自然な誘導の実現方法・大規模言語モデルベースのAIエージェントによる柔軟な情報提供とナビゲーションの実現方法
・AIエージェントならではのキャラクターデザインのノウハウ
・AIエージェントを用いた実証実験の設計と探索行動の評価手法

<「CEDEC2025」開催概要>

名称:コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2025(CEDEC2025)
会期:2025年7月22日(火)~7月24日(木)
参加方法:現地受講またはオンライン(要チケット購入)
会場:パシフィコ横浜 ノース(神奈川県横浜市西区みなとみらい)またはオンライン
主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
後援:経済産業省、横浜市
公式サイト: https://cedec.cesa.or.jp/2025/
※CEDEC2025のセッション受講は有料。詳細は公式サイトで確認できる。

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