サイバーステップ、システム開発・販売、オンラインサロン運営などを行うBadgeを貸付金のデット・エクイティ・スワップにより子会社化

サイバーステップ<3810>は、6月30日、システム開発・販売、オンラインサロン運営などを行うBadgeに対する貸付金をデット・エクイティ・スワップ（以下「DES」）を実施することで子会社化することを発表した。なお、取得価額は3000万円。

Badgeは、主に国内において、オンラインサロン向けのシステム開発および運営などを中心としたプラットフォームサービスを展開している企業であり、現在まで、多くのオンラインサロンの立ち上げおよび運営実績を有するほか、多様なクライアントニーズに対応してきた経験を有している。これらの経験を通じて、オンラインコミュニティ領域において専門性の高いノウハウを蓄積していることから、同分野において優れた競争力と発展可能性を備えた企業であると考えているという。

今回、同社グループにおいてBadgeの株式を取得することにより、両社がそれぞれの事業活動を通じて培ってきた技術力、運営ノウハウ、および顧客基盤を相互に活用し、同社のオンラインゲーム事業およびエンターテインメント事業におけるコンテンツ制作・運営において、より強固な体制の構築と事業シナジーの最大化を図るとともに、新たな収益機会の創出が期待できるとの考えに至り、今回の合意に至った。

株式取得に際しては、同社がBadgeの事業成長を支援する目的として貸付を実施しており、その一部についてDESの手法を活用し、債権をBadgeの株式に転換することとした。これにより、Badgeの財務体質の健全化を図るとともに、今後の成長投資に向けた資本の柔軟性を高め、同社グループとの協業体制の強化を通じて長期的な企業価値の向上を目指していく。

なお、この子会社化によるサイバーステップの連結業績への影響は軽微である見込みだが、今後開示すべき事項が発生した場合には、速やかに発表するとしている。