
トーセ<4728>は、任天堂の新型ハード「Nintendo Switch 2」の業績への影響について、2025年8月期の業績に与える影響は限定的との見方を示した。一部上場している小売企業でも月次決算などで「Switch 2」の販売好調で大幅増収になった旨のアナウンスがあったが、ゲームソフト開発会社には少し遅れて影響してくるようだ。
同社によると、「Switch 2」の販売台数が過去最高の出足となったことを受けて、現在開発中のプロジェクトにおいてもクライアントとSwitch 2への追加対応を検討しているもの、商談や対応が本格的に増えてくるのは2026年8月期になると見込んでいるという。

同社は昨日、2025年8月期の業績予想を上方修正し、売上高64億円(前期比38.7%増)、営業利益6億円(前期は5億2200万円の損失計上)、最終利益1億8000万円(同2億6000万円の損失計上)とV字回復を計画している。「Switch 2」関連の引き合いが増えてくる2026年8月期はどういった業績になるのか注目される。

売上と利益の推移は以下の通り。


会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高66億3600万円、営業利益6億8900万円、経常利益6億7700万円、最終利益2億5000万円(2025年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728