テンダ、25年5月期決算は連結子会社化したSkyartsの貢献などで売上高7%増 成長投資である人件費の増加やのれん償却費の増加で減益に

  • テンダ<4198>は、7月15日、2025年5月期の連結決算を発表、ゲームコンテンツ事業において、連結子会社化したSkyartsが貢献し、売上高は増収を達成した。

    一方、利益面では成長投資である人件費の増加に加え、のれん償却費の増加の影響により減益となった。

    売上高55億7400万円(前々期比7.7%増)
    営業利益4億2800万円(同21.6%減)
    経常利益4億4100万円(同19.4%減)
    最終利益2億5700万円(同24.5%減)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①DXソリューション事業 売上高36億900万円(前々期比0.7%減)、セグメント利益8億8500万円(同2.6%減)
    連結子会社化したインテリジェントシステムズの業績寄与に加え、旺盛なDX化への需要を背景に、事業を推進した。しかし、主要顧客の縮小による不採算部門が発生したこと、次なるソリューション体制整備が想定した成果を得られなかったこともあり、好調であった前年度に及ばなかった。

    ②Techwiseコンサルティング事業 売上高9億4600万円(同10.2%増)、セグメント利益2億5300万円(同3.9%減)
    主力製品である「Dojoシリーズ」において機能エンハンスを行い、製品力の強化を進めた。利益面では、事業構造改革を積極的に推進した結果、販管費が増加した。また、連結子会社化したAlmondoも業績に寄与した。

    ③ゲームコンテンツ事業 売上高10億500万円(同56.4%増)、セグメント利益4900万円(同2.7%減)
    「ヤマダゲーム」を始めとした取引先への企画・提案を引き続き行い、連結子会社Skyartsが業績に寄与した。一方で、期中にリリースを見込んでいたタイトルのリリース延期の影響を受けた。

  • ■今期は増収増益を見込む

  • 2026年5月期通期の連結業績予想については、以下のとおりで増収増益を見込んでいる。

    同社は、AI技術の進化と市場ニーズの変化を的確に捉え、柔軟かつ迅速に対応することで、企業価値の向上と社会課題の解決に貢献していくとしている。

    売上高60億円(前期比7.6%増)
    営業利益5億5000万円(同28.4%増)
    経常利益5億4800万円(同24.2%増)
    最終利益2億6600万円(同3.3%増)

株式会社テンダ
https://www.tenda.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社テンダ
設立
1995年6月
代表者
代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
決算期
5月
直近業績
売上高55億7400万円、営業利益4億2800万円、経常利益4億4100万円、最終利益2億5700万円(2025年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4198
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