ワンダープラネットの決算説明資料より…グローバルローンチ後の『パンドランド』は広告獲得効率、ユーザー継続率が想定下回る 費用圧縮で4Qは収益改善へ

ワンダープラネット<4199>は、7月14日に2025年8月期の第3四半期累計(9~5月)の決算(非連結)を発表した。今回はその決算説明資料の中から赤字幅拡大の要因ともなった『パンドランド』の状況を見てみたい。
第3四半期期間(3~5月)中の『パンドランド』では、3月に「ロックマン」シリーズコラボを開催し、4月にはグローバルローンチを行った。グローバルローンチ以降は、注力した繁体字圏の事前登録数は計画どおりに積み上がったものの、初速以降は広告獲得効率、ユーザー継続率が想定を下回る状況になったという。
そのため、全体業績で赤字幅が想定よりも拡大する結果となったが、『パンドランド』については広告の見直しを中心に、費用の圧縮をすでに実施しており、続く第4四半期以降には大きな赤字は想定しないとのことだ。
なお、同社は通期での営業黒字化について、『パンドランド』の収支改善の進捗と成長投資に依存する見通しとしている。
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高23億1600万円、営業損益1億2900万円の赤字、経常損益1億5300万円の赤字、最終損益1億3100万円の赤字(2025年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199