バンダイナムコHD、25年4~6月の「ガンダム」IP別売上高は81%増の654億円と驚異的な伸び…「GQuuuuuuX」のヒットとグループ連携、万博出展【追記】

バンダイナムコホールディングス<7832>は、この日(8月5日)、第1四半期(25年4~6月)におけるIP別売上高を開示し、「機動戦士ガンダム」が全体で前年同期比81.2%増の654億円と驚異的な伸びを見せたことを明らかにした(以下の記事中で触れる数字は全て全体の数字)。最高水準となった。同社は、第1四半期の大幅な増益となった要因として、グループ横断型連携の強化で「ガンダム」が大きく伸びたことをあげていたが、IP別売上としてみると驚異的な伸びを見せた。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」と各事業の商品・サービスの連携、大阪・関西万博における「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」出展等によりIPの話題を喚起し、ファン層を拡大することに成功し、大きな収益の伸びにつながったという。
具体的には、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の劇場興行収入、グローバルでの映像配信や商品・サービスのライセンス展開、「ガンプラ」、「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」の収益の伸びがあげられる。

【8月18日追記】
決算説明会の質疑応答では、今年はガンプラ45周年、2029年にはTVアニメ放送開始50周年を迎え、グループ横断で施策を展開していく考えを示した。さらに「機動戦士ガンダム」シリーズの今後の展開について、欧米での人気拡大を目指していく。アニメイベントへの出展やトレーディングカードゲーム参入、ハリウッドでの実写映画化などを行っていくとのこと。
このほかの主要IPをみると、「ドラゴンボール」が同14.5%減の265億円、「ワンピース」が同1.5%減の328億円となったのをはじめ、「仮面ライダー」が同4.8%減の59億円、「NARUTO」が同8.1%減の68億円、「ウルトラマン」が同31.4%減の24億円、「アンパンマン」が微増の26億円、「プリキュア」が同38.8%増の25億円などとなった。




会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832