セガサミーHD、「SEGA STORE TOKYO」はIPと顧客のタッチポイントとして活用　リアル店舗・施設重視するトレンド　販売力にライセンシーから驚きの声も

セガサミーホールディングス<6460>は、7月18日にオープンした国内初の旗艦店舗「SEGA STORE TOKYO」について、ファンとセガの人気IPのタッチポイントを強化するとともに、ライセンシー向けのショーケースとして活用することで、セガの持つ多様なIPを広く発信する場として活用する考えを示した。

大手ゲーム会社は、IPの育成と活用という観点から顧客とのタッチポイントとしてリアル店舗や施設を重視する動きを強めている。スクエニHD<9684>やカプコン<9697>、バンダイナムコHD<7832>は自社アミューズメント施設を活用し、クレーンゲームの景品やグッズ販売、飲食の提供などを行っている。

こうしたなか、セガは、アミューズメント施設がグループから離脱してしまったため、新たに開設した自社店舗を顧客との接点として活用するようだ。オープン後も盛況のようで、あるライセンシーからは「通常で考えられないほどの数量を捌いてかつ追加注文を受けたときは驚いた」といった声があった。