gumi、25億円の暗号資産(XRP)を購入へ 国際送金・流動性ネットワークの中核を担うXRPのエコシステムへの参画が目的に

gumi<3903>は、8月29日、25億円の暗号資産(XRP)を購入することを発表した。購入期間は2025年9月から2026年2月の予定。

同社は、成長事業の柱であるブロックチェーン関連事業において、金融領域でのさらなる強化を進めている。その一環として、2025年上半期には自己資金により10億円相当のビットコインを取得し、同社がバリデータ参画している「Babylon」などのステーキングプロトコルで運用するなど、事業資産としてこれを活用し、収益獲得と資産価値向上を図っている。

今回新たにXRPの取得を決定したのは、単なる価格上昇を期待するものではなく、国際送金・流動性ネットワークの中核を担うXRPのエコシステムに参画し、同社の金融領域における収益機会の拡大に直結させるための戦略的な取り組みとなる。

XRPは、SBIホールディングス<8473>が中核的に推進する国際送金・流動性ネットワーク戦略において重要な役割を担うアセットであり、SBIHDが筆頭株主である同社にとっても極めて高い戦略的親和性を有するものだ。とりわけ、国際送金や流動性供給といった金融インフラにおける実需利用が拡大している点は、XRPを中長期的な成長資産として位置付ける上で大きな意義を持つ。

今後はBTC(グローバルに普遍的な資産)と XRP(金融実需に根差したネットワークアセット)の両軸による資産戦略を推進していく。BTCについては、安定的なステーキング収益の獲得と普遍的資産の価値上昇メリットを享受し、XRPについてはエコシステム拡大への貢献を通じて金融領域における収益力を強化する。これらを両輪とすることで、同社のブロックチェーン等事業の基盤を一層強固なものとし、中長期的な企業価値の持続的向上につなげていく方針だ。

なお、保有する暗号資産については、四半期ごとに時価評価を行い、その評価損益を損益計算書に計上する。今後、連結業績に著しい影響が生じる場合には、速やかに開示するとしている。

株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高89億4200万円、営業利益3億7000万円、経常利益21億300万円、最終利益20億6300万円(2025年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る