
9月11日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前営業日比534円83銭高の4万4372円50銭でこの日の取引を終えた。米国のハイテク株が買われた流れを受けて、値がさ半導体などAI関連株が指数の上昇をけん引し、史上最高値を更新した。
【主要指数】
・日経225: 44,372.50(+534.83)
・TOPIX: 3,147.76(+6.79)
・ドル/円: 147.71(+0.26)
・ダウ: 45,490.92(-220.42)
・ナスダック: 21,886.06(+6.57)
・SOX: 5,958.09(+138.27)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は26銘柄(27%)、下落は64銘柄(67%)、変わらずは6銘柄(6%)で、売り優勢だった。半導体などAI関連に物色の矛先が向かいやすいものの、決算発表など材料の出た銘柄は積極的に売買された。
騰落ランキングを見ると、ANYCOLOR<5032>がストップ高となり、値上がり率1位となった。前日発表した第1四半期決算は営業利益157%増の70億円と大幅な増益となったことに加え、営業利益を190億円~200億円から205億円~215億円に引き上げたことがポジティブ・サプライズと受け止められた。このほか、買取王国<3181>、HEROZ<4382>、モイ<5031>が値上がり率上位となった。

他方、ユークス<4334>がさえない。前日、第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高18億円(前年同期比11.1%増)、営業利益5100万円(同43.0%増)と増収増益だった。決算期待で株価が上がっていた経緯もあって、目先材料出尽くしとなった模様だ。ただ、下値では押し目買いが入り、下げ渋る動きを見せていた。ほか、サイバーステップ<3810>、オルトプラス<3672>、ワンダープラネット<4199>が値下がり率上位となった。

大手ゲーム関連を見ると、任天堂<7974>、カプコン<9697>が高く、ソニーG<6758>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、コーエーテクモHD<3635>が安い。スクエニHDについては、東海東京証券がレーティング「アンダーパフォーム」の継続、目標株価を8570円から8290円に引き下げたとの観測がでている。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、トーセ<4728>が高く、イマジニア<4644>が変わらず、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、ユークス<4334>、エヌジェイHD<9421>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、ガンホー<3765>が高く、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>、モバイルファクトリー<3912>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、エディア<3935>、フリュー<6238>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、ブシロード<7803>が安い。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧
