【TGS2025】本日発売の『ROAD59 -新時代任侠特区- 摩天楼モノクロ抗争』を試遊レポート！独自の世界観で描かれるストーリーテリングを体験

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、9月25～28日までの期間、千葉県・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」を開催している。

ブシロードが手掛ける新作ビジュアルノベル『ROAD59 -新時代任侠特区- 摩天楼モノクロ抗争』が本日発売され、東京ゲームショウのKONAMIブースでは本作を体験できる試遊版が公開されていた。本稿ではその模様を紹介していく。

任侠×伝奇×SF――ジャンルを超えて広がる独自の世界観

本作は、舞台版で展開されてきた「ROAD59」の世界観をベースに、任侠を軸としながらも伝奇やSF要素を巧みに織り交ぜた、独自のストーリーテリングを特徴としている。舞台版で既に高い評価を受けているキャスト陣がゲームにも続投し、作品世界をより一層濃密に描き出しているのが魅力だ。

試遊では時間制限でのプレイが可能であり、物語冒頭部分が体験可能だ。任侠社会の空気感を基盤にしながらも、SF的なギミックや伝奇的な要素が早速顔を出す。試遊ながらも登場人物から織りなされるやり取りを通じて謎が深まり、プレイヤーは徐々に世界観に引き込まれていく。

本作が際立っているのは、単なる任侠ものに留まらず、伝奇やSF要素を組み合わせたハイブリッドな世界観だ。従来の任侠作品の重厚感を保ちつつ、近未来的なテクノロジーや幻想的な要素が組み込まれることで、唯一無二の物語体験が生み出されている。

物語の舞台となるのは、東京湾に浮かぶ架空の摩天楼都市・天海区だ。

この街では「ジンギ」と呼ばれる特殊な力を持つ任侠者たちが覇権を競い、血で血を洗う抗争が日常的に繰り広げられている。

プレイヤーが出会う主人公は、青年・氷室ショウ。彼は「狛浪組」の組長代行という重責を担いながらも、心の底では平穏な日常を求める葛藤を抱えている。極道という生き方が自分には合わないと自覚しつつ、厳格な姉と奔放な妹に挟まれ、思うように言葉を発せない不自由な日々を送っているのだ。

一方で、天海区の支配を狙うのが、金と権力で急速に勢力を拡大する黒条組。彼らは冷徹な武闘派組織として恐れられ、古き任侠の流儀を重んじる狛浪組を次々と追い詰め、シマ（縄張り）を奪い続けていた。狛浪組は弱体化の一途をたどり、ショウもまた否応なく抗争の渦に巻き込まれていく。

そんな中、物語の転機となるのが、謎の少女、結津万 華夜（ゆつま かや）との邂逅だ。天海区で迷子になっていた彼女を助けたショウは、黒条組の刺客に狙われる事態に巻き込まれる。

少女を守りながら逃れるショウがたどり着いた先は、繁華街の一角にひっそりと佇むバー「ROAD59」。

この場所はただの酒場ではなく、訳ありの人々が集い、裏社会の重要な情報が交錯する拠点であるようだ。プレイヤーはこの「ROAD59」を舞台に、多くの登場人物と交わりながら、複雑に絡み合う抗争の真実を追うことになる。

舞台版キャストが続投！ 演技の光るボイスで描かれるキャラクターたち

ゲームの魅力をさらに高めているのが、舞台版から続投する豪華キャスト陣によるパートボイス演出だ。キャラクターたちの息遣いや感情の揺れが声優陣の演技によって立体的に表現され、物語世界の没入感が一層強化されている。舞台を知るファンはもちろん、ゲームから初めて触れるプレイヤーにとっても違和感なく物語に入り込める設計となっている。

また、本作は分岐システムによって異なる物語の展開を楽しめる。バー「ROAD59」にてキャラクターの背景を深堀りするプレイパートも用意されているそうだ。

発売記念セールも実施中

本日発売を記念して、ダウンロード版のセールが実施されている。通常価格から20％OFFとなり、より手軽に本作を楽しめる絶好の機会だ。気になる人はチェックしてみよう。

- セール期間：2025年9月25日0:00～10月8日23:59

- 対象：『ROAD59 -新時代任侠特区- 摩天楼モノクロ抗争』ダウンロード版

- 割引率：通常価格より20％OFF

▼My Nintendo Store

https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000096187

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