
セガから、2026年初頭に配信予定のPlayStation5/PlayStation4/iOS/Android/PC(Steam)向けゲーム『プロサッカークラブをつくろう!2026』(以下、『サカつく2026』)。
2025年5月31日にタイトルが発表されてから、約4ヵ月半が経った。その間、SNSで様々なキャンペーンをしたり、8月にはクローズドβテストを開催するなど、リリースに向けた準備が着々と進んでいる。
そして今回、『サカつく2026』のプロデューサーである、セガの久井克也氏へのインタビューを実施した。
先に行われたCBTに対するユーザーの反響や、そこで見えた改善点、さらにリリースに向けたロードマップなどを語ってもらった。
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CBTを経てさらなる進化を遂げる『サカつく』、そして気になるリリース時期

セガ 『サカつく2026』プロデューサー
久井 克也 氏
――:まずは久井プロデューサーと『サカつく』シリーズの関わりについて教えてください。
現在は、フリーtoプレイとオンラインゲームを複数展開しているセガの第四事業部で副事業部長を担当しています。私自身、元々プランナーとして2008年に入社して、PSPの『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!6 Pride of J』でプランナーを務めました。
その後、『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS』でディレクター、DS版『サカつくDS タッチandダイレクト』ではプランナーのヘルプとして関わっていました。その後しばらくは別タイトルを担当していましたが、4~5年前に改めて新しい『サカつく』を立案して今に至ります。
――:『サカつく2026』の進捗状況はいかがですか?
完成度は日に日に上がっていて、現在はCBTで寄せられたご意見に対して向き合っている段階です。実はかなり色々なものを足していこうと思っていまして、そうした部分の実装を進めている状況です。
――:今回、新しい『サカつく』になりますが、改めてコンセプトだったりシリーズのファンと新規層に向けて考えている事は?
コンセプトは原点回帰。昔ながらの『サカつく』が遊べるというところがありつつも、ビジネスモデルとして今の世相を反映しつつ、一部課金要素を入れるハイブリッドな形を取っています。CBTを行ってみて、ユーザーがどう受け取るのかは我々としても緊張感を持っていましたが、「ちゃんと昔ながらの『サカつく』が遊べる」といった声もあり、比較的狙い通りに受け取っていただけたので安心しています。
ここからはコンセプトがブレる事はありませんが、とは言えCBTでいただいたご意見の中で「昔の『サカつく』にはあった要素が今回なくなっている」という声もありましたので、そこに向き合って、しっかり作り切った上でリリースしたいなと考えています。
――:懸念点も含めてCBTの参加者からはどういった意見が多かったですか?
例えば留学の機能です。選手の育成と自由度が昔の『サカつく』と比べて少ないという声がありました。我々としても選手育成についてはもう少し幅を広げたほうが良いのか迷いもありながら、CBTでは育ち切っていない選手を留学で成長させる要素を入れておらず、そういったご意見が多かった為、留学は実装しようと考えています。
あとセーブデータを複数持ちたいという声もありました。オンラインゲームという事でオートセーブ前提となっているので、セーブデータは一つしかありません。ただそうすると、もう一度やり直したい場合、アカウントを削除するしかなく、遊びづらい。ビジネス面から見ても離脱ポイントになってしまうかもしれないのは問題があるという話になり、セーブデータも複数持てるように決めました。
セーブデータを複数持てる事のメリットとしては使い分けができることです。課金をした選手を集めてサカつくモードで遊びたいけど、一方で無課金でも遊びたい。一つのセーブデータは課金メイン、もう一つは無課金でプレイできれば遊びの幅が広がる」という意見があって、それは確かにその通りだと思いました。『サカつく2026』はスタート時の選択できるクラブの幅がかなりあるので、オリジナルクラブで始めたい、イングランドのオリジナルクラブで遊びたい、既存の愛着のあるJリーグクラブでプレイしたいなど、色々なパターンがあると思うので、そういう意味でもメリットがあるなと感じました。
今お話した要素は我々も取り入れるか迷っていましたが、工数の問題で優先度を下げていたところでした。それに対してユーザーの声が大きかったので、そこはしっかり向き合うことにしました。




▲こちらは8月に行われたCβTに関するアンケート結果の一部。
――:課金要素については一部でアレルギー反応がどうしてもあると思いますが。
課金要素については、CBTでお見せしたものがほとんどです。ガチャでSP選手を獲得してクラブに加入させたり、選手を育てるための特別練習カードを手に入れる、というのが大きなマネタイズのポイントになっています。一方で、SP選手に関しては、CBT期間中に仕様変更を決めた事があります。元々はSP選手を必ずクラブに入れるという縛りがあったのですが、必ずしもSP選手を入れなくても遊べるような自由度にしようというチューニングを行っています。
ユーザーの課金に対する意識に対して一定向き合いつつも、とは言え向き合い過ぎてしまうとビジネスとして成り立ちません。そこのバランス取りは難しいですが、まずはユーザーに楽しんでいただいて、『サカつく2026』に滞留、継続して遊び続けてくれる状況を作ることが絶対だと思っています。最初から圧力だけ感じて「やっぱり課金ゲームか」と見限られるのが一番怖いですから。
幸いCBTでは熱量の高いユーザーに集まっていただいたという前提はありますが、かなり高い短期継続率が結果として出ています。継続していただけるゲームであれば、途中で少し課金してみようかなと思っていただけるかもしれませんし、さらにそこからロイヤルユーザーになっていただける可能性もあると思っています。まずは遊んでいただいて『サカつく2026』は楽しいゲームだと知っていただくことが重要です。
――:その他にCBTからの変更点はありますか?
大きなところでは、クラブハウスという要素をさらに拡張しようと考えています。当初はスタジアムにすべてが集約していたのですが、そうすることで施設の効果が少し大味になってしまいました。特に練習効果が大味になっていて、過去作ですと練習効果も疲労回復のサウナなどがありましたが、そういう部分が表現しきれていませんでした。
その辺りを分けるべきか議論を重ね、スタジアムとは分けることにしました。クラブハウスは主に練習効果を高めることになります。こちらはまだ検証中ですが、ユースに入ってくる選手の能力が伸びるなど色々な付加価値を付ける施設が建てられるようにしようと考えています。
あとはCOMクラブ。CBTでは彼らはあまり移籍をしないので何年たってもメンバー構成が変わらなかった。そこで少し移籍の状況を反映さてCOMクラブのメンバー構成が入れ替わることで、それぞれのプレイヤーの箱庭の状況が変わるのも面白い体験になると思い、手を入れています。
現実のサッカーでは、日本人選手がJリーグから、あるいはJリーグを経ずにベルギーやドイツのクラブに行ってそこで花開いてプレミアにいくというストーリーもありますが、そういうのもゲーム内で取り入れて、選手がステップアップする形での移籍反映もやろうとして調整中しています。恐らく数年経つと他クラブの選手編成も変わってくると思いますので、本当にリアルなサッカー界をシミュレーションできるようにしようとしています。
――:移籍反映によってゲームのバランス調整が難しくなるのではないでしょうか?
そこは担保できると思っています。内部ロジックの中で、選手のカテゴリーみたいなものが決まっていますので、トータルのCOMの強さは担保される仕組みになっています。
――:Jリーグの選手、愛着のあるクラブの選手でオリジナルクラブを構成したいという人もいます。ただ、プレイヤーランク的に世界の選手と比べると能力が低くなると思いますが、その上でそういった選手を強化することはできますか?
CBTの時、意図していない形だったのですが、覚醒ポイントを貯める覚醒練習があって、4段階の成功段階を持っているんですが、CBTは基本ノーマルにしかなりませんでした。本来はパーフェクトも出るので、育てたい選手が2~3回連続でパーフェクトを出せると一気に能力が伸びるので、ランク的に低い選手でも課金で獲得した選手に近い能力になるようにしようと思っています。
もうひとつ、これはCBTでかなりご意見があったのですが、成長期が1年とかなり短かったので、その期間も伸ばすことにして成長自体を楽しめるようにするつもりです。
――:例えば実際のJリーグでJ3の下位クラブがJFLに降格してしまった場合、翌年からの該当クラブと所属選手のゲーム内での扱いはどのようになるのでしょうか?
これはJリーグとの取り決めがありまして、やはりJFLに降格したクラブに所属する選手は実名では使えなくなってしまいます。ゲーム内でもシーズン更新は発生しますので、そのタイミングで選手データはすべて入れ替えます。その時にJFLに降格してしまったクラブは残念ながら『サカつく2026』から消えてしまい、ユーザーがサカつくモードで使っている選手たちは架空選手に切り替わるという仕様になります。
シーズン更新に関しては、各クラブのユニフォームも実際のJリーグのクラブに合わせてデザインも変わります。そこは今までのシリーズではなかった要素で、オンラインゲームになったサカつくならではの良さだと思っています。
――:Jリーグは2026-27シーズンから「秋春制」へ移行となりますが、『サカつく2026』も秋春制に対応される予定ですか?
移行前の特別ルールのリーグ戦については、さすがに取り入れられませんが、秋春制には対応いたします。ただリリース時はまだ現行のスケジュールに乗っ取ることになり、途中で秋春制に変更する予定です。
――:シーズンのデータ更新は年間で何回行う想定で考えていますか?
Jリーグがヨーロッパとスケジュールが合ってくれば年1回にしたいところですが、Kリーグは秋春制になっていて今後も変わらないとのことなので、そう考えると半年に1回の更新になると思います。

――:その他、アピールしておきたいこだわりポイントはありますか?
架空のレジェンド選手を、CBTでも意識して入れてはいたのですが、「この選手がいない」という声がかなりあったので、マイナーな架空レジェンド選手もかなり増やしています。
さらに、『サカつく2026』公式Discordでユーザーとコミュニケーションをとっている中で、入れてほしい架空レジェンド選手を募ったところ、かなり色々な意見がありまして、私自身も知らなかったようなサターン版以降ずっと出ていなかった選手の名前が挙がりました。ですから、「この選手はどんな選手だったっけ?」と掘り返しながら、架空選手を追加しているところです。今までの『サカつく』以上に『サカつく』架空選手が勢揃いします。
――:ちなみにリリース時の選手数は?
選手数は実名が5000人以上、架空選手が12000人くらいです。その中の500弱がサカつくスターズと呼ばれる選手になります。
リーグはCBTで出ていたものが実名リーグで、実名ではありませんが、イングランド、イタリア、フランス、スペイン、ベルギー、ポルトガルなど。あとは東南アジアのリーグやトルコなどは架空になっています。他のリーグも当たってはいますが、リーグ全体で交渉は難しいけどクラブ個別だったらOKという場合もあるので、そういうところはクラブ単位で交渉しています。そこが上手くまとまれば使えるライセンスも増えていくと思います。
また、実名のためのライセンス取りは進めつつも、これだけ知名度の高い架空選手は『サカつく』ならではとも言える存在ですので、彼らについても今後も大切にしていきたいと考えています。
――:CBTの反応でアシスタントをもっと増やしてほしいという意見もあったようですが。
そうですね。そういう仕掛けは考えていて、オーディションのようなプロモーションをやろうかなと思っています。日本では『サカつく』シリーズには秘書がいるというイメージですが、実は海外のユーザーからもアシスタントを入れてほしいという意見はあるんです。例えばある地域ですと、現地で有名な女性アナウンサーを秘書として出す、という事は決まっています。アシスタントの要素も今後さらに増えていく可能性はあります。
――:サカつくモードで発生するドラマや小ネタもシリーズの魅力だと思いますが、そういうネタは周回プレイに耐えられるくらいのボリュームでしょうか?
CBTで見ていただいたものから劇的には増やさないですが、そこからいくつか増やしていますし、運営中も増やすことは可能なので、ご期待ください。
我々としてはサッカー界のトレンドを小ネタとして取り入れたいと思っています。実際にサッカー界で起きたニュースを上手く絡めたいというのが思想としてあります。ただネガティブなニュースではなく、できるだけポジティブで面白いなと思えるものを入れたいですね。その線引きは難しいですが、出来るだけリアルで起きた事を取り入れていきたいです。
――:海外の反響についてはいかがですか?
地域によってまちまちですが、CBTのアンケート結果はかなり好調です。とくに香港はCBTの数字もすごく良かったですね。タイも目標としていた継続率は達成していますし、インドネシアもおおむね達成しています。CBT後のアンケートも9割の方はリリースされたら遊びたいと言っていただいています。CBTに参加していただいた、ある意味熱量の高い方にはしっかり届いていると思います。
まだ届いていない無関心の方に対してどう火をつけていくかは、特に海外では課題だと感じています。そこで『フットボールマネージャー』(FM)の名前が起爆剤になってくれればと期待しています。
――:『サカつく2026』のロゴにはPowered by FOOTBALL MANAGERという表記がありますが、『サカつく』と『FM』の差別化についてはどうお考えですか?
ゲーム自体は『サカつく』と『FM』で全然違うものという認識です。それは『FM』側も同様の考え方です。そこはお互い話しているので、こういうコラボレーションも快諾していただいています。
ユーザーは同じシミュレーションという印象をお持ちかもしれませんが、販売方法もコンソール主体の『FM』とフリーtoプレイの『サカつく』です。また、『FM』はリアル路線で、『サカつく』は少しファンタジー要素があるので、ある種のすみわけはできているかと思います。
ただユーザーのサッカーへのリテラシーはかなり高まってきていると思っていて、そこに対する違和感ができるだけないように考えながらも『サカつく』ならではのファンタジー要素、バカバカしさみたいなものも残しながらバランスを意識しています。
『サカつく』と『FM』がお互いに送客し合うことで、セガという一緒の会社でやっているが故のメリットを見い出せないかというところは、これから『FM』側と話し合っていこうと思っていて、共同プロモーションのようなことは考えています。
Powered by FOOTBALL MANAGERが付いていることによるメリットについてですが、『サカつく』は昔から利き足が違っているなど選手データの正確さについて少し疑問符が付く部分もありました。『FM』は全世界にリサーチャーを配置して作っているので、彼らが蓄積した選手データの価値はかなりあると思っています。その秘密のデータベースにアクセスできる権限をいただいて、『サカつく』チームがそのデータを参考にゲームに落とし込んでいます。
そういう意味合いでのPowered by FOOTBALL MANAGERということになります。リアルのサッカーファンにとって、この選手はこういうポジション適正、こういうプレイスタイルというものがしっかり違和感なくゲームに反映させられるというのは大きなメリットだと思います。
――:『サカつく2026』のリリース時期の目途を教えてください。
本当はもう出せる状態ではありますが、開発としてCBTで出てきた課題に対して、リリースまでに先程話した要素を入れた上で出したいという思いがありますので、もう少しお時間をください。今後のスケジュールは内々では決まっていまして、告知をするタイミングを組み立てている段階です。
昨日の生放送でリリース時期が2026年初頭になる事、そしてタイトルが『プロサッカークラブをつくろう!2026』になる事を発表させていただきました。今は新たなリリース時期に向けて追加機能を入れているところです。

――:リリース後の展望について教えてください。
以前から“選手をつくろう”という企画などを色々走らせていただいています。可能な限りJリーグと絡みながらJリーグファンの方を巻き込めるプロモーションをこれからも考えていきたいです。
また、本田圭佑さんのクラブ・Edo All Unitedを『サカつく』としてスポンサードしている中で、Jリーグを目指しているクラブとは引き続き何か取り組みができればと思います。スポンサーといった直接的な応援の仕方もありますし、我々がプロモーションで絡んだり、『サカつくRTW』でもやっていたリアルサカつく対談のようなリアルの現場でやられているオーナーさんと我々の対談もやりたいです。
ゲームの文脈でのクラブ運営とリアルのクラブ運営の違いについての話などを記事や動画にして打ち出していけたらユーザーにとっても興味深いと思いますし、『サカつく』は知らないけどリアルでクラブを応援されているサポーターもこういうゲームがあるんだといった波及効果が生まれるかもしれません。そうなれば我々としてもうれしいので、今後やっていきたいなと思います。
――:いま本田選手のお話がありましたが、本田選手を起用した影響は?
まず発表会のインパクトが大きく色々なニュースで取り上げられました。今後も本田さんの動画チャンネルに企画動画を出していこうと考えていますが、本田さんが出演する動画の回転数が如実に違うので、そういうところで上手く本田さんとコラボできればと思っています。
ちなみに『サカつく』内にも本田さんは登場します。課金で獲得できる本田さんとプレゼントで配布する本田さんがいまして、それぞれ選手と特別練習カードをご用意しようと思っています。どちらサカつくモードで起用することができて、両腕に腕時計をつけているなど本田さんのエピソードをなぞったエピソードなど同じドラマを体験ができるようになっています。
――:リリース前後のプロモーションについてお聞かせください。
1月、2月の時期はJリーグがこれから始まるということで、機会が高まるとマーケチームで分析しています。
むしろ年末の11月、12月になると国内のサッカーへの関心が薄れてきて、DAZNさんも視聴者が一気に離れてしまう時期になりますので、プロモーションが打ちづらい。加えて年末年始はゲーム業界としては広告の競合も大きくなるので、その辺を考えながらリリースやプロモーションを考えています。とは言えJリーグも秋春制への移行や、その前の特別大会で新しくなるので話題にはなると思っています。
最終的にどれくらい盛り上がるかはわからないですが、初動のニュース性はあるなと思っていて、そこに『サカつく』を絡めていけたらいいなと思います。
その他、先日には川崎フロンターレのスタジアムにイベントブース(関連記事)を出させていただきましたが、あれはスポットで入ってくるもので計画外のものでした。フロンターレサイドからお声がけいただいて実現できたものなので、これからもそういう提案がありましたら前向きに取り組んでいきたいなと思います。
――:改めてこれから『サカつく』をどのように広げていこうと考えていますか?
我々が一番期待しているのは動画クリエイターです。これはセガ全体でクリエイタープログラムという形で取り組んでいます。ゲーム内のプレゼントだったり、金銭的なメリットも含めてやりながら、インフルエンサーや動画クリエイターの方々にゲームをしっかり遊んでいただいて配信していただくという流れを作っていくことに注力していきます。
CBTでは色々な方に動画を作っていただきましたが、正直私自身『サカつく』を題材に動画配信をしていただけるのかは懐疑的だったのですが、かなり公開いただけて一定の手応えがありましたので、動画を作る方々に動画を作りやすい環境を用意しようと考えています。具体的には大会を開ける仕組みを用意しようとしていて、主催者が大会を作って報酬も決めてもらうというものです。そういう要素があると動画としても盛り上がるのではないかと思っています。
また、若い世代にどうやって『サカつく』を届けるかも課題だと思っています。そこのチャネルは何が一番いいのかを見つけることも課題だと思いますが、まだ正解は見つかっていません。一旦は動画配信というものがありつつ、今回海外に対しても売っていきたいのですが、海外はより市場が見えにくい部分もある。我々には海外拠点があるので、彼らの意見を聞きながら現地に対してのプロモーションをどうしていくかというのを手探りでやっていきます。
――:最後にメッセージをお願いします。
『サカつく』シリーズのファンの皆様に向けては、CBTに参加していただきありがとうございました。そこでいただいたご意見のほとんどを真摯に受け止めて実装しようとしていますので、CBTの時からさらに1.5倍くらいのボリュームでお届けできると思います。過去体験できたことはおおよその遊べるよう意識して作っていますので、ご期待ください。
また他のサッカーゲームは触っているけど『サカつく』は知らないという方に向けては、『サカつく』ってスタイリッシュというよりはちょっと変わった作品で、そこが魅力だと思っています。実際にサッカーをやっている方の目線で見ても、サッカー界でこんな事が実は起きているんだというものが体験できるのが『サカつく』の良さです。そういうところも含めてゲームにしている作品なので、一度触っていただけたらハマるのではないかと思っています。
――:ありがとうございました。

(文責:gamebiz編集者 稲葉智秋)
■『プロサッカークラブをつくろう!2026』とは

『サカつく2026』は、サッカーシミュレーションゲーム「サカつく」シリーズの原点である、選手の育成とクラブ経営の戦略性を継承しつつ、時代に合わせた進化を遂げた「サカつく」シリーズの最新作。全権監督としてチームを作り上げ、ローカルクラブから世界の頂点を目指したり、自分が住む街やお気に入りの地域のクラブをトップクラブへと育て上げたりといったドラマを楽しめる。
明治安田Jリーグの公式ライセンスを獲得し、J1~J3に所属する60クラブが実名選手として収録。他にも、欧州主要リーグに加えて、FIFPRO、Kリーグなど、総勢5,000人以上の選手が実名で登場予定だ。さらに、マンチェスター・シティFCとのコラボがゲーム内で実現する。










※画像は開発中のものです。
<タイトル概要>
タイトル名称:プロサッカークラブをつくろう!2026
対応機種:PlayStation5/PlayStation4/iOS/Android/PC(Steam)
配信開始日:2026年初頭配信予定
ジャンル:サッカークラブ経営シミュレーションゲーム
価格:基本無料(アイテム課金)
メーカー:セガ
対応言語:日本語、英語、繁体字、簡体字、韓国語、タイ語、インドネシア語、アラビア語、トルコ語、フランス語、イタリア語、スペイン語
■『プロサッカークラブをつくろう!2026』
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会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)