
コムシード<3739>は、この日(10月6日)、新規バーチャルホールアプリ『スロパチスピリット』(スロスピ)について、10月1日のサービス開始から5日間で好調な滑り出しを見せていることを明らかにした。主要KPIでは、合計課金額、課金率、1日後継続率が主力サービス「グリパチ」を上回り、期初計画も上回る進捗だという。特に課金率は「グリパチ」の3.4倍と大幅に改善され、特定のヘビーユーザーに依存しない健全な収益構造への転換を示している。
今後の課題として、ユーザーの声を反映したゲームバランスの調整やチュートリアルの改善、Android端末の不具合改善が挙げられている。また、DAU(日間アクティブユーザー数)の増加のため、プロモーション強化とダイナム社との連携、毎月の新規シミュレーターアプリ配信によるオーガニックユーザー獲得、および復帰ユーザーの再獲得を目指す。
さらに、「グリパチ」との相互送客やコラボイベントを通じてクロスセルを実施し、バーチャルホール事業全体の収益最大化を図る方針。「スロスピ」は年間10億円規模の売上を確立する可能性を示しており、継続的な改善と新規アプリ投入、ダイナム社との協力により、売上と利用者数の拡大を目指す。
なお、同社は、2026年3月期の連結決算について、売上高28億円(前期比13.6%増)、営業利益1億5000万円(同3.5%増)、経常利益1億3000万円(同11.0%増)、最終利益1億円(前期は1億3400万円の損失計上)を計画している。
会社情報
- 会社名
- コムシード株式会社
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 塚原 謙次
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高20億9400万円、営業利益3500万円、経常利益1800万円、最終損益6000万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 名証ネクスト
- 証券コード
- 3789