シリコンスタジオ、3Q(12～8月)決算は自動車など産業系案件の堅調で増収確保　コスト管理の徹底で利益率が大きく改善

シリコンスタジオ<3907>は、10月9日、2025年11月期の第3四半期累計（12～8月）の決算（非連結）を発表、売上の堅調な推移に加え、コスト管理の徹底により、各利益項目とも黒字計上となった。

売上高32億3000万円（前年同期比0.7％増）
営業利益1億2600万円（前年同期ゼロ）
経常利益1億2700万円（同2000万円の赤字）
最終利益1億4700万円（同8100万円の赤字）
※前年同期は連結業績の実績値。

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①開発推進・支援事業　売上高19億9500万円、セグメント利益3億200万円
大型ゲーム環境開発プロジェクトが減少したものの、自動車などの産業系案件が堅調に推移した。

②人材事業　売上高12億3500万円、セグメント利益2億1200万円
第3四半期累計期間における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ1718名（前年同期比1.8％減）、有料職業紹介の成約実績数は208名（前年同期比6.7％増）となった。

■通期業績予想は変更なし

2025年11月期通期の連結業績見通しについては、第2四半期決算発表時の修正予想から変更なく、以下のとおり。

売上高46億7300万円（前期比24.9％増）
営業利益1億8500万円（同39.0％増）
経常利益1億8500万円（同44.0％増）
最終利益2億円（同177.0％増）

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。